大切な何かを失ったことがあるから目の前の世界を大切に思えます
どんなものも時間の中で流れて変わってゆくから
変わらないものは外側にはありません。一つもありません。
心も変わります。心も常に変わり続けて、嬉しくなったり、悲しくなったりしています。
そして考え方も1年前と同じではありません。
今日のあなたと来年のあなたはまったく同じではありません。
あなたも変わり続けるので同じことがありません。
でも心の奥深くには変わらないものがあります。
それは愛の領域の話です。
この世で普遍的なものは愛だけなのです。
あなたが愛するものは時間の中で変わってゆくでしょう。
いつか滅びの中に消えてしまうように見えるかもしれません。
でも本当はあなたの愛する気持ちは消えません。
あなたの大切なものは消えてしまっても、本当は消えることはないのです。
僕の大切な風景や愛する存在、表面的にはこの世界にはありません。
でも消えることはないのです。一番優しい場所にある。
あなたが大切なものが壊れて泣いている時はきっとわからないでしょう。
僕もそういう時にかける言葉は持っていません。
でもいつか傷が癒えてゆく過程で、自分の大切なものは消えないで自分の中に在るんだということがわかる時が来ます。
これは宇宙の真実なのです。
愛を滅ぼすことはできないのです。
何故なら愛でこの世界のすべてができているからです。
愛を神と呼ぶ人もいます。
滅びの遥か彼方にいるのが僕等の実体なのです。