こんにちは。
ユウジです。

センスとはなんだろう?というテーマで今回の記事を書いてゆきたいと思います。

音楽にとってのセンスとは一体なんなんでしょう。

考えてみましょう。

 

音楽センスは音の印象の選びかた

ミュージシャンはよくこのフレーズはセンスはいいとか、
このアレンジはセンスはいい!と言われたりします。

センスという言葉をちょっと調べてみますと
「物事の変化を感じ取る能力、判断力、その才能」
みたいな意味でした。
よくシックスセンスとか聞きますよね。
人間には第6感があり、予知だったりなんかすごい力の持ち主もいます。

 

センスは人それぞれです。

カッコいい!とリスナーが思うギターソロもセンスですし、
この曲の展開はすごい!と思わせるのもセンスです。

ひとつだけハッキリわかるのは、センスとは人間の心や感性に関係していることです。

作り出す印象と心が動くことと関係しているはずです。

音楽のセンスは聴く人の心を動かす音の印象を作れるかどうか

音楽のセンスは、どれだけ人の心を動かす音の印象を作り出せるか
にかかっている気がします。
音楽はバランスが大事だという記事を以前書きましたが、
このバランス感覚もセンスのひとつと言ってもいいでしょう。

例えば、わざとアレンジで不協和音を入れることがありますが、
そういう時もセンスよく入れないと音楽的ではなくなります。
この時に不協和音でも、音楽的に仕上げることができる力がセンスかなと思います。

これもバランス感覚なのかなと思います。

物事の変化を感じ取る能力と言われると確かに、
音楽は時間の中で変化してゆくものですからね。

さじ加減

料理もどんなに素材がよくても、
調味料を入れるさじ加減を間違えると台無しになってしまいます。

音楽も面白いアイディア、斬新なアイディアを思いついても、
ある程度みんなに理解できる形に仕上げる事が出来ないと、
意味のわからない曲になってしまいます。(そういう曲があってもいいですが)

もちろんこれも受け取り側の感性もありますので、
僕がどんなにセンスがいいと思う曲があっても、
全然他の人は理解しないという事もありますけど・・・

 

このエッセンスの選び方のセンス。
そしてエッセンスを入れる際のさじ加減もセンスです。

これやったら面白いだろうなぁというアイディアがあっても、
やりすぎるとリスナーがしつこく感じたりします。

さじ加減もバランス感覚という言葉と同じかなと思います。

センスと言われるものの共通点

音楽のセンスもファッションセンスも、
センスと言われる力の根本は同じだと思います。
プラスの印象を感じる力と判断する力、そして作り出す力かなと思います。

そしてセンスを磨いてゆくためには、
受信力と発信力が必要ではないかなと思います。
いろいろな人達や作品に触れる必要があります。
そしてある程度客観的に観る力も必要だと思います。

全体のバランスが取れているか?を問いかけてゆくと、
奇抜なアイディアでも、どこかみんなが受け入れやすい形に仕上げるように思います。
奇才と言われるアーティストたちは、
一見誰も使えないようなめちゃくちゃなアイディアを表現で使えるレベルに磨き上げるのに、長けている人たちなのかもしれません。

まずは観たものの中で、これこれがカッコいいと受信できないと、
自分の中に取り込むことができません。
次に自分が発信する時、これを発信すると自分以外の人達からどんな感じに見えるか、表現センスがある人は知っているのではないでしょうか。

自分の中でカッコいい、素敵の判断基準がないと発信、表現できないわけです。

たくさんいろんなものや人を観て、自分の中で何をカッコいい!素敵!と思うか知る必要がありそうですね。

見せ方にもセンスがある

同じものでも、見せ方で印象がだいぶ変わります。
どういう形でこれを伝えると一番伝わるか、
センスのいい人は日頃考えたりしています。
中には勘だけでできる天才肌の人もいます。

見せ方のひとつに、何かをちょっと足すという方法もあります。

同じものでも少し何かを足すだけで、まったく新しいものになったりします。

例えば、みんなに理解されて来なかったものに、
一つ別の要素を足しただけで、みんなに理解できるものが出来上がったり。
このどう見せるかも、センスが問われるところです。

音楽以外でもある話です。これは新しいものの発明と同じです。

新しい人達が今までにないセンスで音楽を作った結果、
新しい音楽ジャンルが生まれることもあります。

これもいきなり何もなかったところに、新ジャンルができたわけではなくて、
すでに存在していたジャンルに新しい人達のセンスでもう一つ何かを加えたことで、新ジャンルが生まれて来ています

 

良いか良くないかを判断する力

音楽を作る上で、最も大切なことのひとつに、
この音はOKかイマイチか、それとも全然ダメかということを理解できる力が必要です。

判断がセンスであるならば、自分の出している音がokかNGかを聴き分ける力もセンスです。
この判断する耳がしっかりしていないと、良い音楽はなかなか作れません。
全体を聴いてみて、OKかどうかを判断するのは、結構難しいものです。

センスとは感じる力、気付く力とも言えそうです。

 

まとめ

今回は音楽にとってセンスとはなんだろう?という内容の記事でした。