こんにちは。

似ている音楽用語でコピーとカバーという言葉があります。

有名なミュージシャンが別の有名なミュージシャンの曲を演奏する時は
カバーと言いますよね。
みんなも知っているアーティストがコピーアルバムを発売!とか言いません。
カバーアルバムと言いますね。

これは何が違うのでしょうか。

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コピーとカバーの違いは?

 

これは簡単にいうと、コピーは元の曲をそのまま覚えて演奏することを言います。
一方カバーは、演奏するミュージシャンのテイストが入っています。

元の曲の雰囲気を残しつつ、アレンジを変えたり、コードを変えたりします。
中にはほとんど原曲の雰囲気がないくらいのカバー曲もあります。

それがまたカバー曲の魅力でもあります。

初心者はコピーからでok!

自分のセンスでアレンジを変えたりまだできないぞ!って方は、
最初はコピーでok!です。

コピーはいろんな曲を文字通り真似して、
自分の演奏に引き出しを持つことが目的でもあります。

習字や絵も模写から入ると思いますけど、
音楽も同じで最初は模写から入ることがほとんどです。

最初から自分のエッセンスを入れて人の曲をカバーするのは難しいでしょう。
今は他のアーティストの曲に自分の工夫を入れてカバーしているミュージシャンも
最初はコピーから入ったんですから。

コピーの良いところは、原曲の雰囲気がそのままなので、
その曲のエッセンスを吸収することができます。

僕も最初はかなりいろんな曲をコピーしていました。
バンドスコアなどを買ってきて、完璧にコピーしてやる!
と意気込んだものの、なかなか弾けずに悔しかった記憶があります。

コピーからカバーへ

次第に他のミュージシャンの曲を演奏する時はカバーになってゆきます。

ずっとコピーしている人もいますし、早い段階でカバーに移行してゆく人もいます。
そのまま原曲通り再現したい人はコピースタイルでいいと思います。
あまり元の雰囲気を崩したくないって人もいますから。

それとはまた別に自分のセンスを入れて、演奏したいって人はカバーって感じになってゆくと思います。

おそらく、自分はカバーしているんだって意識がコピーとの違いではないかなと思います。

↑ (例えると左が原曲で右がカバー曲。同一人物でもメイクと服で全然違う雰囲気に!)

カバーは原曲と違うのが面白い

カバー曲はおおまかなメロディと歌詞は変えることはありませんが、
アレンジや構成などは、結構変わることが多いです。

コピーは原曲の雰囲気の再現が面白いとしたら、
カバーは原曲とまた違う雰囲気になるのが面白いところです。

曲によっては、もうジャンルが変わってしまうくらい原曲とアレンジが違っていたり、聴いていても面白いし、どういう風にカバーしたのかもミュージシャンのセンスの見せどころです。

※一番上がThe Marvelettesの原曲です。
ビートルズとカーペンターズがどうカバーしたかの違いも聴いてみてください。

 

コピーに慣れたらちょっと自分のアレンジを入れてみよう

スコアなどを見てたくさんコピーしたら、今度は自分の風にカバーの挑戦してみましょう。
って最初はどう変えていいかわからないですよね。

自分のセンスを入れるポイントは

・歌い方を真似しない

・違う楽器編成でやってみる

・リズムを変える テンポを変えてみる

・違うコードを使ってみる

最初はこんな感じのところから入るといいかもしれないですね。

コピーとなると歌い方とかも真似しがちなので、
カバーではもう自分の歌い方でokです。
あまり原曲の歌い方にこだわらない。

原曲でギターでやっているフレーズをキーボードでやったらカバーですね。
いろいろ楽器編成が違う曲をバンドなどでやってみるのも面白いと思います。

リズムやテンポを変えても、雰囲気が変わりますね。
ビートルズのplease mt.postomanも原曲よりかなりテンポが速くノリがよくなっています。

違うコードを使ってみるのは、中級者からですね。
コードの基本を覚えてから、試してみる感じです。

 

まとめ

今回はコピーとカバーの違いでした。
もしあなたがいろんな曲をコピーしていくと、ある時自分のやりやすいように変えたくなる時が来るんです。
これがとても目印で、自分の工夫やセンスを入れて演奏するようになってゆきます。

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