こんにちは。
ユウジです。

今回は10年以上前、友達の画家の個展の音楽を頼まれた時の話です。

10曲くらい作って個展の雰囲気を演出していたようなので、その時のことを振り返ってみたいと思います。

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絵を活かす音楽

カフェのスペースを使った小さな絵画の個展だったのですが、
音楽を頼まれた時は、いろいろ考えました。
当時、電子ピアノを買ったばかりだったので、音色の研究もするいい機会なのでOKしました。

どんなことを考えたか思い出しながら書いてみたいと思います。

・絵がメインで音楽はあまり目立つ必要はない

絵が主役ですので、あまり音楽が主張しすぎるのはよくありません。
これは何かに似ていると感じました。

歌メロディが主役でギターは伴奏みたいな感覚に似ていると感じました。

絵より音楽が前に出過ぎないように、心がけながら作曲に入ります。

曲調も幅広くバリエーションを持たせて曲を用意しました。
電子ピアノを試すいい機会だったので、いろいろな音色も試すことができて良かったです。

・どちらかと言うとヒーリングミュージックに近いイメージ

全曲ではないのですが、ロングトーンの曲が多かったです。

あまりメロディに耳が行かずに、全体の雰囲気を演出するイメージです。

中には宗教画みたいな絵もあったので、
オルガンなどの音色を使い教会っぽい雰囲気を作ったりしました。
他には、シンセストリングスでフワーッとした曲を作りました。
これはあとあと自分のライブのSEの定番の曲になってゆきます。

画家の友達が好きそうな曲を考えて作ってゆきます。
他にもピアノソロ曲を2曲ほど作曲しました。

1曲はその画家の友達に子供が生まれたので、
その子供への祝福のプレゼント曲という感じになりました。

明るい曲は少なく、 コードもきれいな感じが多い感じ。

曲のOKラインはどうしたか?

好みがわかっていたのでわりと簡単にOKになりました。
頼んだ本人が気に入ればOKだと思いますね。

自分でなおしたいところはなおした感じですかね。

個展は成功だった模様

僕はカフェでの個展初日に顔を出しましたんですが、僕の作ったBGMが流れていて、会場と絵と音楽はマッチしていたかなと自分では思いました。
僕も絵のBGMははじめてだったので、いい経験になりました。

個展を開いた本人が満足していたので、良かったかなと思います。
来場者もそれなりに来てくれたそうで、成功だったと話していました。

10年以上前の話なので、とても懐かしいです。
今じゃこんな大変な仕事を簡単に引き受けないなぁとか思います。

さらっと書いていますが、わりと大変で20時間以上かかっています。

BGMは自分の曲より難しい

この時の経験が元でBGMの依頼を受けた時に、心がけるポイントがわかりました。
自分の歌う曲を作るほうがはるかに楽です。
誰かに頼まれた場合は、誰かの作品の一部となります。
この数年後に何回もショートアニメーションのBGMもつけたことがありますが、
何回も打ち合わせと微調整があって大変でした。

音楽が雰囲気をしめる割合は大きいので、
アニメーションの時の音楽も個展の時のBGMと同じで、
自分の音楽が主張しすぎないように気をつけました。
大好きな久石譲さんの本も読んだりして参考した記憶があります。
ショートアニメーションの時も、カフェでの個展の時も感じたことがあります。
音楽はその空間の雰囲気をかなり作っていると言うことです。

アニメーションのほうもいろいろ違う曲を試しましたが、
曲によってキャラクターたちの表情の意味が変わるくらい音楽の影響が大きいと感じました。
カフェでの個展もその後の音楽への考え方に影響を与えたので、
受けて良かったと思います。(友達の頼みだし)

まとめ

また機会があったらこういう企画に参加したい気持ちがありますが、
今はなかなか大変かなと思っています。
だからこそ、あの時参加しておいてよかったと思っています。
その個展の時に依頼されて作った数曲は、今でも大切に演奏しています。

そしてあの頃、一瞬で出てきたメロディを
これからも弾いてゆくのかと思うと不思議な気持ちになります。

 

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