こんにちは。
今回はコード編です。
‐5(フラットファイブ)を使ったコードの解説になります。
フラットファイブとは
5度の音が半音下がっているのでフラットファイブと言います。
使いかたが最初は難しいかもしれませんが、
効果的に使うと曲の雰囲気に深みやバリエーションを持たせることができます。
ではそんなフラットファイブを使ったコードを観てゆきましょう!
スポンサーリンク
・同じカテゴリーの記事
- GonB G/B みたいなコードはなに? オンコード、分数コードについて
- 【曲作り】2つのコードでコード進行を作る ポップスのコード進行
- 【ギター コード表】 基本的なローコード 初心者のため アコギでもエレキでも使える!
- add9(アドナインス)コードを使おう 9thとadd9は違うのです
- 初心者でもすぐに弾ける6つのコード ピアノ、キーボードの簡単なコード進行
Contents
フラットファイブの特徴
キーがCの時によく使われるフラットファイブのコードですと
Bm7‐5
です。
この音を出してみるとわかるのですが、 非常に不安定な音です。(ハーフディミニッシュとも言う)
そんなフラットファイブのコードですが、マイナーのコードの時に使う事がほとんどです。
ローマ数字で表記する場合は
Ⅶm7‐5
です。
この非常に不安定で心地よくないようなコードですが、
次のコードに移ると安定するので、組み合わせて使う事が多いです。
ポップスでよく使われるフラットファイブは
・Ⅶm7‐5
・Ⅲm7‐5
・Ⅳ♯m7‐5
これを流れの中で使うと不安定から安定への流れがとても美しいです。
Ⅶm7‐5を使ったコード進行
Ⅶm7‐5→Ⅲ
まだコードの知識がない頃、あるピアノ曲を聴いていて、
曲の中にすごい好きなポイントがありました。
数年後、コードの知識がついた時に、
コード進行を調べたら、
Ⅶm7‐5→Ⅲ
と言うコード進行でした。
キーがCですとBm7-5⇒E というコード進行になります。
Bm7-5、ギターの押さえ方
5弦2フレットが薬指、3弦2フレットが中指、2弦3フレットが小指、
1弦1フレットはひとさし指。
慣れないと押さえづらいコードです。
Ⅱm7→Ⅲ
Ⅵm7‐5→Ⅲ
は似た感じですけど、雰囲気がちょっと違うので、その曲によって使いわけても良さそうです。
ちなみにⅦm7→Ⅲと言う流れも素敵です。(フラットファイブではないですけど)これもセットで覚えるといいでしょう
もちろんジャズにもよく使われるコード進行です。
Ⅲm7‐5を使ったコード進行
Ⅲm7‐5→Ⅵ
この流れもきれいで時々使います。
Ⅲm7から直接Ⅵに進むことが多いですが、
Ⅲm7の後に、Ⅲm‐5を挟むとまた雰囲気が変わります。
キーがCですと、
Em7-5⇒A
のコード進行です。
ミスチルの「星になれたら」
決めたのはいつか~♪のフレーズ部分で使っているコードがこういう雰囲気です。
ベースはⅦ♭の音を弾いているようなので、また正確には違いますが、
基本的に同じような雰囲気になります。
Ⅵ♯m7‐5を使ったコード進行
Ⅵm→Ⅳ♯m7‐5
これはなくても曲は成り立ちますが、
挟むと曲の雰囲気が深くなる印象です。
この場合は安定からの不安定ですけど、また次に安定するコードが来ます。
キーがCで言いますと
Am⇒F#m7-5
というコード進行です。
F#m7-5 押さえ方
6弦2フレットは親指で押さえます。
ロックなどで使われるフラットファイブの音使い
ロックなどでは、奇妙な不安定な雰囲気もカッコいいので、 そのまま安定させず使ったりします。
どのコードでもフラットファイブの音を入れると、不思議な雰囲気になります。
その音を混ぜた構成音でリフを弾いたりすると非常に不思議な雰囲気になります。
単音リフにフラットファイブの音を入れます。
ルナシーの「jesus」もそんな感じのリフです。かっこいい!
ロックの人の場合、コード名は意識してなくてカッコいいからその音を出しているというギタリストも多いでしょう。
僕もどちらかと言うとコード名とかより出てくる音を耳でとらえるタイプです。
パワーコードにもフラットファイブの音を混ぜてみる
パワーコードの5度部分を半音ずらしてみると
いつものパワーコードがちょっといい具合に気持ちわるいになります。
あのロック特有のぐちゃぐちゃしたかっこよさが出すことができます。
フラットファイブを使おう
フラットファイブは必ずしも入れないと曲が成立しないコードではありません。
ですが、僕が子供の頃に聴いたピアノ曲のように、
曲の大切な箇所で、子供ながらに泣きたくなったのは、
Bm7-5→Eの流れがあったからです。
Dm7→Eだったらまた受ける感情も違ったものになっていたでしょう。
まとめ
今回はちょっと不思議な雰囲気のフラットファイブを含んだコードの解説でした。
弾き語りのシンプルな伴奏の曲にも
このコードを入れると雰囲気が拡がったりします。
また、いろんな曲を聴いてみて
このフラットファイブを流れを体で理解すると、自分のオリジナルにも入れたいポイントで入れることができるようになるでしょう。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
・同じカテゴリーの記事