こんにちは。
今回はオンコード、分数コードと呼ばれるコードの解説をします。
G/Bを歌本などで見たことがあると思います。
オンコード、分数コードの仕組み
呼び方としては、オンコードでOKです。
分数コードという人もいます。
基本的には同じものです。
これはコードのベース音が違うということなのです。
なのでGだとベース音はGになりますが、
G/BだとBがベース音になります。
GonBと表記されることも多いです。
Bの上にGが乗っているということですね。
この音の響きを確認するための40秒の短い動画ですので、
さらっと音を確認してみてください
・ギター、ピアノでの押さえかた
このオンコードですが、
実際どんな時に使われるのでしょうか。
オンコードの使い方
オンコードが使われる時は、何パターンかあります。
・ベースの繋がりを良くしたい時
・ペダルポイントとしてベースを固定するアレンジの時
・通常のコードでは出ない響きを出したい時
だいたいこの3つかなと思います。
では上から解説してゆきます。
・ベースの繋がりを良くしたい時
例えば
C |G |Am |Am |
というコード進行がよくあります。
この場合、ベース音を見てゆきますと、
あまり繋がっていないのがわかります。
これはこれで成り立っていますが、
もっとベースを滑らかに繋げた方が、
曲の雰囲気が美しくまとまることが多いようですね。
C |GonB |Am |Am onG |
こんな感じにベース音が滑らかに繋がりました。
・ペダルポイントを使うアレンジの時
これはベース音は一か所に固定して、上のコードだけが動いてゆきます。
Am |G onA |F onA | G onA |
こんな感じでAでベース音を固定して、コードが動いていますね。
このアレンジをすると、普段使っているコードがまた違う聴こえかたがします。
ベース音を動かさないのがペダルポイントです。
このペダルポイントのアレンジはたくさんあるので、
また個別記事にしたいと思います。
・通常のコードで出せない響きを出したい時
これは例えば、
F |G | Em | Am |
のGをオンコードに変えてみます。
F |G/F | Em | Am |
※画像以外にも他に、押さえかたはいくつもあります
今回はあえて別の表記で書いてみました。
このG/Fがこれに当たります。
この進行も定番ですが、この二つめのコードを入れるとまた雰囲気が変わります。
おすすめなonコード(分数コード)はキーがⅭの時のEonG#です。
C |G |E/G# |Am |
普通のEでは出せないなんとも言えない不思議な響きになる気がします。
C |Am |Dm7 |G |
このコード進行もGの変わりに、Dm7onG、Dm7/G(Dm/GでもOK)を代わりに使うことができます。
C |Am |Dm7 |Dm7/G |
このDm/GだとまたGとは違う複雑な響きで綺麗な雰囲気になりますね。
オフコースなんかはこのコードが非常に多いです。
普通にGにいかないでDm/Gに行くこともできると覚えておいてください。
バンド編成ですとベースパートがいますので、
ベース音のGを入れずにギターやキーボードはDm7を弾けばOKです。
オンコード、分数コードの特徴
特徴としては、響きがおしゃれな感じになると思います。
どこか複雑な響きがするので、曲に彩りを与えることができると思います。
使わない曲もたくさんありますし、使ったほうがすごいとかはないんですけど、
アレンジの幅として使われることが多いようです。
まとめ
今回はオンコード、分数コードを解説しました。
いつも使っているコードがベース音の配置によって
全然違うコードの響きになりました。
ピアノやバンドだとどんどん使って行けます。
ギター単体だと楽器の構造上押さえるのが多少大変なオンコードもあります。
では、このオンコードを理解して、
あなたも使ってみてくださいね!
・合わせて読みたい記事
⇒add9(アドナインス)コードを使おう 9thとadd9は違うのです
スポンサーリンク
同じカテゴリーの記事