こんにちは。
ユウジです。

今回は、半音で動くコード進行を取り上げてみたいと思います。

あなたがコード進行を勉強していたら、この半音で動くコード進行は、あなたの曲に拡がりを与えてくれるに違いありません。

半音独特の雰囲気は、とても不思議で魅力なのでオリジナル曲に取り入れてみましょうという内容です。

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クリシェとは?

半音の動きのコード進行の事をクリシェと言います。

半音で動くコード進行には、全音で動くメロディにはない独特の雰囲気があります。
子どもの時に、聴いた不思議な気分になる曲がクリシェ進行だったと気付いたことがあります。

半音の作る雰囲気は、時に美しく、時に奇妙な印象を聴く者に与えます。

半音で動くコード進行にもいろいろ種類があるので、
今回はいろいろな半音の動きのコード進行も見ていきましょう。

ミュージシャンと話してても、あまりクリシェと言う専門用語を使わないで話す事が多いかなと思います。
一応、半音で動くコード進行はクリシェと頭に入れておけばOKです。

専門用語より、その音が作り出す雰囲気を実際わかっている方が大切です。

代表的なクリシェ

① (上の画像参考)
Ⅵm   |Ⅵmmaj7  |Ⅵm7  |Ⅵm6  |

Am   |Ammaj7  |Am7  |Am6  |

代表的なクリシェです。半音で下がって行きます。
キーがAmですとこんな感じですね。


Ⅵm   |Ⅵmmaj7onⅥ♭  |Ⅵm7/Ⅴ  |Ⅳ♯m7-5  |

Am   |Ammaj7/A♭  |Am7/G  |F♯m7-5  |

基本的に上と同じですが、今度の進行はベース音も半音で降りてゆきます。
バンドサウンドでは、ベースも半音で降りて行くと素敵です。
弾き語りの場合は、①の方でOKです。

あなたも何処かで聴いた事があるコード進行だと思います。
どこか悲しげですが、もっと不思議な感じも混ざっているようなコード進行です。

Ⅰ   |Ⅰmaj7   |Ⅰ7   |Ⅵ   |

C   |Cmaj7   |C7   |A   |

は王道クリシェ進行ですね。
アコギ弾き語りの場合は、ベース音は動かさなくても、半音の動きを感じられます。
ベース音を動かすと、押さえれない場合がわりとあるんです。
もちろんアコギ1本でも、アコギで弾いたコード内のベース音を動かすこともあります。

Ⅰ   |Ⅰmaj7   |Ⅰ7   |Ⅳ   |

C   |Cmaj7   |C7   |F   |

この進行も時々見かけます。

Ⅰ   |Ⅲm/Ⅶ   |Ⅶ♭   |Ⅵ   |Ⅱmmaj7/Ⅱ♭|Ⅱm/Ⅰ |Ⅴ  |

C   |Em/B   |B♭   |A   | Dm  |Dmmaj7/D♭|Dm/C/ |G       |

これもポップスに出て来る半音で落ちてゆくコード進行です。

CからAまでも半音で動くコード進行で、DmからDm7/Cも半音で動いています。

これはもちろん別々にも使えます。
こんな感じで組み合わせて使うことも多いです。

B♭をEm7-5/B♭
でもいい感じになります。

Ⅰ   |Ⅰaug  |Ⅰ6  |Ⅰ7

この進行も不思議な気分になるクリシェのコード進行です。
半音ずつ上に上がってゆくコード進行です。

Ⅰ7の後は、Ⅳに行く流れになります。

Ⅰ   |Ⅰaug  |Ⅰ6  |Ⅰaug

Ⅰ7に行かないで、もう一度Ⅰaug戻るパターンもいいですね。
augはオーギュメントと言われるコードです。
単体で弾くと、ちょっと不安定な響きのコードに感じますが、流れの中で使うときれいな感じのコード進行になります。

とりあえず今回取り上げたコード進行だけでも覚えておけば OKです。

他にもクリシェ進行はありますが、
だいたいこのパターンの応用形です。

JOHN LENNONの「STARTING OVER」でも使われています。

Ⅳ   |Ⅳ#m7-5 |Ⅴ   |Ⅲ/Ⅵ♭ |Ⅵm

自分がよく使う進行パターンはこんな感じで、半音上がってゆくのもあります。

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半音で動く進行をどこで使うかはあなたのセンス次第

この半音で動くコード進行ですが、
印象が強いので、どこで使うかセンスが問われます。

サビで使う人が多い気もしますが、
曲の冒頭部分の、Aメロで使っても使っても、
これから曲が始まってゆく雰囲気を作れますし、
サビの後のDメロで1回だけ、このクリシェ進行を使うのも、
リスナーの心に残る使い方かなと思います。

BOØWYの「CLOUDY HEART」みたいにBメロで使うのは、
すごいセンスだなと思います。

まとめ

半音で動くコード進行を自分の中にインストールできますと、かなり拡がります。
ぜひ、ギターやキーボードで音を出して使ってみてくださいね!

 

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