こんにちは。

今回は曲を作るにあたって、
曲の雰囲気をテーマにした記事です。

音楽の雰囲気はどこから来るのか?
曲の雰囲気を決める要素は一体何なのか?

世界中にいろんな曲がありますよね。
そして、1曲1曲全部違うわけです。
似てる曲はありますが、まったく同じはないですよね。


・同じカテゴリーの記事

曲の雰囲気は世界観

曲は雰囲気を総合的に感じて、この曲が好き!となります。

細かくこの好きな曲のこのBメロからサビに行く瞬間が
特に好きとかはありますけど、
でも好きな曲はイントロからエンディングまでの共通する雰囲気を
好きだと感じているのではないでしょうか?

この1曲を通して共通する雰囲気こそが世界観です。

 

雰囲気というものは、ムードとも言い換えることができます。
そして世界観と言う言葉にも言い換えることができます。

よく「雰囲気イケメン」と言いますが、
考えてみると雰囲気を醸し出せることはすごいのです。
ムードイケメン、世界観を持っている男とも言えます。

ムードを持っていて周囲に感じさせることができるわけですからね。

 

曲の雰囲気、世界観を作る要素とは何?

雰囲気はいろんな要素の組み合わせで醸し出されます。

・メロディ

・歌声、メインメロディを奏でる楽器

・リズム

・歌詞

・アレンジ  楽器バランス

・楽器の音色、 音質 

・演奏する人 

大きく分けると音楽を作る要素はこんな感じです。
ジャンル関係なく全部の音楽にこの要素は当てはまります。

・メロディ

メロディは曲の雰囲気にかなり関係しています。
ですが、メロディだけで曲の雰囲気はできません。

同じメロディでも、ピアノの弾くか歪んだエレキギターで弾くかで、雰囲気はまったく異なるものになるからです。

でもメロディは曲の顔とも言えます。

・歌声 メインメロディを奏でる楽器

歌声
声は同じ声の人はいないうえに、
歌い方の個性やクセもあります。
カバー曲などは歌う人の違いも楽しいですよね。
男性ボーカルか女性ボーカルかでも違います。

音楽のパートの中で、一番誰が担当しているかわかりやすいパートです。

いろんなボーカルがいるからこそ、
音楽は無限に生まれてくるのではないでしょうか。

バンドでボーカルが脱退すると、
バンドのイメージが変わってしまいます。
そのくらい歌声は雰囲気、ムード、世界観を作るうえで重要な役割を担っています。

「やめへんで~」

メインメロディを奏でる楽器

楽器主体の音楽の場合、メインメロディを奏でる楽器が何かによっても雰囲気は大きく変わって来ます。

サックスでメロディを演奏するか、
アコースティックギターでメロディを演奏するかでもかなり雰囲気が変わって来ます。
メロディを奏でる楽器はたくさんあり、それぞれかなり音色が違うので、
どの楽器がメロディを演奏するかも雰囲気を作る重要な要素になっています。

・歌詞

歌詞は内容と語感、言葉の持つ響きが曲の雰囲気に深く関係しています。

どんなきれいメロディと歌声、壮大なストリングスアレンジでも
歌詞が

もふもふワンちゃんGOGO! (ワワワ―ン)

もふもふネコちゃんGOGO! (ニャニャニャーン)

もふもふ侍もGOGO!  もふもふ騎士もGOGO!

※テキトーに考えました

と言う歌詞ですと、 歌詞のパワーが強すぎて、コミックソングになるでしょう。
NHKのみんなのうたで流れそうです。

どんなにスーパーミュージシャン達がバンドを演奏して、
スーパーシンガーが歌っても、
歌詞の雰囲気が強すぎて、子どもが好きそうな歌になります。
極端な例ですが、歌詞がいかに曲の雰囲気、世界観を作る要素になっているか理解できたと思います。

「オイラはもふもふ系じゃないだろ・・・」

 

スポンサーリンク



・リズム

テンポ
リズムはまずテンポがアップテンポかミディアムかスローかでかなり雰囲気が変わって来ます。

どんな名曲でもテンポを50上げたら、
なんじゃこりゃ!? になるでしょう。

リズムはホントに※BPMが5違うだけで、かなり速さの違いを感じます。
5で曲の雰囲気は変わります。20違えば別曲です。

※BPM・・・テンポ

リズムパターン
リズムパターンもシンプルなパターンから複雑なパターンまであります。
8ビートか細かい16ビートかでも全然違います。

同じ曲でもシャッフルにするだけでまた雰囲気が変わります。

・アレンジ(編曲)

アレンジはある意味曲の雰囲気を最も作っていると言っても過言ではありません。

メロディや歌声が、人だとしたら、
アレンジは服に当たるものです。

同じ人でも、どの服を着ているかで雰囲気が変わってきます。
スーツを着ているのと、ジャージを着ているのかでも、同じ人でも雰囲気が変わってくるわけです。
前に書いた雰囲気イケメンはオシャレなんです。

女性でもパジャマかドレスかでも雰囲気がまったく変わりますよね。

どんないい人でもよれよれの服を着ていると、印象が良くありません。
服装で人の印象が決まる面もあるということです。

曲も同じで、まぁまぁの曲にセンスのいいアレンジをしますと、
素敵な曲になることがあります。ならないこともあります。

あんまりアクセサリーを付けすぎればいいというものではありませんよね。
それと同じで、曲にもゴテゴテに豪華にアレンジすればいいものではないのです。

そして大事なのがTPOでして、どこへ行くにもスーツやドレスを着て綺麗な恰好をすればいいというものではありません。
ロック調にしたいならそういう雰囲気になるアレンジが必要になります。

ですが、あくまでもアレンジですので、
曲そのものが良くないといいアレンジをしても仕方ない面はあります。

・楽器のバランス

楽器のバランスもとても大切な要素のひとつです。
バンドメンバーが全員素晴らしい演奏をしたとしても、
レコーディングですとミキシングするエンジニアさん、
ライブですとPAさん(音響)が楽器バランスをうまくやらないと、
良い音楽にはなりません。

楽器バランスはとても大事なのです。
楽器隊が上手くても、メインで聴かせるべき歌が小さくて聴こえないと、
音楽としてもったいないのです。

・楽器の音色、 音質

楽器の音色や音質も非常に音楽に影響を与えている要素です。

CDで聴いた時とラジオで聴いた時、同じ曲でも雰囲気が違うと思います。
僕はジャズなんかは古い音質の方が好みです。
ポップスなども、ちょっと前の時代の音質が好きです。
現代は音が硬いのが多くてあまり好きじゃない。

楽器の音色は弾き方や音作りによって、だいぶ個性が表れるものです。
布袋さんやB’zの松本さんなんか音だけで誰が弾いているかわかります。
もちろんギタリストだけではなく、ベースもピアノもドラムスも
楽器全般に言えることです。

同じ曲も弾き方で全然印象の違う曲になります。

・弾く人 楽器奏者

これは技術の高さや弾き方のクセ、フレーズです。
これは楽器の音色ともかぶりますが、楽器奏者の個性が発揮されるところです。

ライブなんかでは、弾いている姿も込みで、音楽の雰囲気になります。

憧れのミュージシャンが目の前で、好きな曲を弾いてくれたら、
倍くらい曲の良さを感じるかもしれません。

 

まとめ

音楽の雰囲気、世界観を作っている要素をテーマに記事を書いてみました。

雰囲気=世界観ということです。
またライブなどでは、照明など演出も加わるので、また雰囲気が強くなったりして面白いですね。
曲を作る際、今回の要素が組み合わさってできてるということは覚えておいてください。

この7つの要素の組み合わせ方を変えることで、
いろんな曲調が思い浮かぶようになります。

◆合わせて読みたい作詞の記事

歌詞が楽々たくさん出てくる魔法の作詞法

 

スポンサーリンク



同じカテゴリーの記事