こんにちは。
ユウジです。

今回は音楽を創るにあたってとても大切なバランス感覚についての記事です。

音楽の表現力がある人は、じつはバランス感覚が優れているのです。

ではこの音楽に必要なバランス感覚とはどんなものなのでしょうか?

そしてそのバランス感覚を伸ばす方法はあるのでしょうか?
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音楽のバランス感覚とは?

音楽はバランス感覚でできていると言っても過言ではありません。

例えば、メロディひとつをとってもバランス感覚が大切ですし、
ライブやアルバムの曲順の配列もバランス感覚でやっています。

このバランス感覚がないと、
リスナーが聴いたり、ライブを観た時にすぐに飽きたり違和感を感じたりします。

音楽を創るうえでバランス感覚に関わっているもの

音楽を表現する際、バランス感覚が関わっているものは何でしょうか?

・メロディ

・曲構成

・曲順

・曲調

 

メロディ

メロディはバランス感覚の美と言ってもいいでしょう。

以前、ショパンの楽譜を絵描きの人に見せたら、
「音符の配列が美しい」
と言っていました。

その人は音符が読める訳ではないのですけど、
ショパンの楽譜を絵として観た時、
視覚的に美しいと話していました。

これはわかりやすくいうと、
バランスがいいからなのです。

もしめちゃくちゃな不協和音を楽譜にしたら、
楽譜としての見た目も、見ていて気持ちわるいものかもしれません。

メロディのバランス感覚

メロディは上がったり下がったり、伸ばしたり、短かったり、
強かったり、弱かったりの組み合わせでできています。

いくらいいメロディでも、似たいいメロディが曲の中でずっーと出てくると、
人間は飽きてきやすい傾向があります。

同じコードを繰り返す循環コード進行の曲でも、
歌うメロディが高い音域で歌ったり、低い音域で歌ったり、
変化があります。

いい音楽は曲を通して抑揚があるといいますか、
強弱が自然とついています。

ロングトーンのメロディばかりでもいいのですが、
短い音符のフレーズや休符を上手く入れることで、
ロングトーンのフレーズが活きてきます。

適度に同じことを繰り返す心地良さもある

そして、上の内容と矛盾するようですが、
人間は適度に同じことを繰り返されると心地良く、ハイになる性質もあることも知っておきたいところです。

これが、曲の中に何回も出てくるギターのリフであったり、サビの英語の繰り返しだったりします。

すっと同じだと飽きるけど、適度に繰り返されると心地よいようです。

このバランスがまた面白いですね。

構成

曲の展開や構成がわるいと、途中で飽きてきます。
前半はいいけど、なんか長く感じる曲はこの展開や構成のバランス感覚がよくないのです。

曲に中にちょっと静かになる部分を入れるだけでも、
盛り上がる箇所はさらに活きてきます。

これも全体を考えてバランスをどうするか、
観て行きます。

 

ヒーリングミュージックなどは、逆に展開を抑えて、
いい意味で頭を退屈させて脳波をα波に変えてゆきます。
音楽を聴いている状態ではなくて、自己の内面に入ってゆくには、
あまり聴かせる音楽は適していません。

曲順

ライブ

曲順も大切な音楽のバランス感覚に関わっています。
ライブでいうと、全体を通してファン、リスナーを飽きさせない曲順を考えるには
バランス感覚必要となってきます。

これもライブを通しての抑揚ですね。
ずっと同じことを繰り返してゆくと、人間の頭は飽きてくる傾向があります。

盛り上がる曲を前半に全部演奏してしまうと、
後半あまり盛り上がらなかったするので、
ライブ全体をリスナー目線で客観的に観てみる必要があります。

そしてアーティスト目線で自分がやりたいことと、
ファンが求めることの最大の共通値を見つけてゆきます。
これもバランス感覚です。

アルバム

アルバムの制作時もかなり頭を使うところでもあります。

アルバムを通して聴いてみて、このアルバムはいい!となるためには、
曲と曲が相乗効果になるような配置がいいかなと思います。
ここはセンスでもありますので、一概にこういう曲順がいい!とは言えないのですが、リスナーの視点になって聴いてみて曲順を配置いて行けば、間違いないでしょう。

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曲調や歌詞

どんなに素晴らしい曲でも、
同じような曲を10曲並べると、10曲目を聴くころには飽きているんじゃないかなと思います。
1曲聴くといい曲だなぁと思うのですが、5曲目には飽きてきます。

これは曲調や歌詞にバリエーションがないことが理由として考えられます。

人間にはいろんな感情があります。
優しい気持ちになったり、希望を持って前に進みたい時もあります。
時にはイラついたり、ぶつかった壁をぶっ壊したい気持ちになる時もあります。

過ぎ去った過去を思い出して、感傷的になることもありますし、
世界がバラ色に見える時もあります。

 

こうして、いろんな曲調ができるわけです。
その方が1曲1曲の存在感も増しますし、
曲と曲が引き立てあって、どの曲の存在も引き立ちます。

同じような内容を同じような曲調で続けられると、
どうしても後半はバランスがわるいと思うでしょう。

時にはバランスを壊してもいい

バランスの重要性を書いてきましたが、
バランスが壊れた音楽も時には面白いと思います。

なんだこりゃ!? めちゃくちゃだな!

というのも音楽の面白さでもあります。

今回の記事内容と矛盾しますけど、
なんでもかんでもバランスが良い方がベストというわけではないのです。

基本はバランス感覚は大切です。

ですが、問題作があってもいいんです。

だいたいこういうバランス感覚が壊れた問題作を作れるミュージシャンは、
基本のバランス感覚が非常に優れています。

音楽のバランス感覚を伸ばすためには?

音楽のバランス感覚を伸ばすためには、
自分の好きな音楽のことを考えてみます。

1枚丸ごと聴けるアルバムがあったら、
何故このアルバムは飽きないで1枚聴けるんだろう?とか、
ライブだったら、何で2時間のステージを最後まで飽きないで観れたんだろう?
とか、自分なりに分析してゆきます。

そこで自分なりの答えがなにかしら出てくるはずです。

いつも聴いている音楽を聴くたびに、自分の中で理由が見えてくるはずです。

あなたがいつも聴いている音楽にいつも新鮮さがあるのなら、
曲の作りや、アルバムの作り、
ライブの構成などのバランスが良いのも
新鮮さを感じさせる要素のひとつなのです。

まとめ

今回は音楽のバランス感覚で記事を制作してみました。

芸術全般にも言えることですし、人生にも言えることです。

人間はバランスが悪いと心地わるくなる生き物なのですね。

あなたが好きな音楽はバランスも良く、
無意識にそのバランスの良さを感じているのです!

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