こんにちは。
今回はミックスボイスをつくるためのトレーニング方法をお伝えしようと思います。
歌声は表の声、つまり地声と裏声があります。
でもこの表と裏は完全に分かれているわけではないのです。
この表声と裏声を混ぜた声がミックスボイスと呼ばれている発声法です。
今回解説する方法で、
僕自身は歌で使える声域が１音半くらい拡がりました。
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Contents
ミックスボイスが何故いいのか？
表声と裏声の混ざった声がミックスボイスなわけです。
このミックスボイスは実は、表声と裏声の割合でニュアンスも変わったものになります。
このミックスボイス発声は何故、いろんな人に支持されているのでしょうか？
※このミックスボイスですが、
ボイストレーナーにもよって解釈がいろいろあるものなので、
この音楽サイトではこういう解釈でミックスボイスを考えております。
１・高いフレーズが歌いやすい 音域が伸びる
２・倍音が強いのでよく通る声になる
１．高いフレーズが歌いやすい 音域が伸びる
地声だと高いフレーズを歌うが大変だったけど、
裏声だとかなり高いところまで声が出ませんか？
地声だと高いところを力んで出す感じになりがちだと思います。
でも裏声だとその音域もわりとすっと出る。
でも裏声で歌うとヒョロヒョロですよね。
もう弱くて聴いてられないみたいな感じかと思います。
表声に裏声を混ぜると、
裏声を楽に出している感じで高いフレーズも歌えるようになります。
高い声で歌いたい人は、ミックスボイスの発声がいいかと思います。
倍音が強いので通る発声になる
倍音とは裏声の成分ですね。
よく響いて聴こえる歌声になるということです。
そんなに思いきり歌わなくても、遠くまで声が届いてゆくイメージです。
ミックスボイスのイメージですけど、
僕は表声が透明で綺麗なものにコーティングされて強化された印象があります。
この透明なコーティングの印象が裏声なのだと思います。
裏声を鍛える
ミックスボイスをやれば高いフレーズも歌えるなら、
「じゃ表と裏声を混ぜよう！」
となると思いますが、
「あれ？どうすればいいんだ？」
と最初の段階はなると思います。
このミックスボイスは表の声に負けない裏声がないと、
うまくミックスしないようです。
裏声は裏声を出すための筋肉が喉の奥にあるので、
この裏声筋を鍛えてゆきます。
これは裏声を出してゆくことで鍛えられてゆきます。
第一段階は裏声の強度を上げることが必要なのです。
１・裏声を一番出しやすい音域でロングトーンで出す
２・裏声のまま低い音域に下がってゆく
３・一番出せる音量で裏声を出してみる
４・裏声で好きな歌を歌う
１・裏声を一番出しやすい音域でロングトーンで出す
１．は簡単でしょう。
でもロングトーンで声を伸ばすところがちょっと難しいかもしれません。
「あ～」でも「う～」でもいいので裏声をロングトーンで出してゆきます。
もうこれだけで裏声のトレーニングになっています。
※クラシック的な喉ぼとけを下げる裏声ではなく、
あくまでポップスで使う喉ぼとけを下げない裏声を出す。
２・裏声のまま低い音域に下がってゆく
２・は半音ずつそのまま下がってゆきます。
低い声で裏声を出すのは案外難しいのです。
なんかミッキーマウスの声みたいになると思います。
また最初の音域に戻ります。
３・一番出せる音量で裏声を出してみる
３・では今度は音量を出します。
今度は一番出しやすい音域で裏声を出します。
そのまま声のボリュームを上げてゆきます。
４・裏声で好きな歌を歌う
これは楽しみながらできます。
僕もよく好きな歌を裏声にして歌っていました。
いつも練習している歌じゃない方がいいかもしれません。
この４つを暇がある時にやると、裏声筋は鍛えられます。
具体的に言いますと、裏声が大きな声で出せるようになって来るんですね。
これは日に日に起こる変化なので自分では気づかないかもしれません。
なにかスマホやICレコーダーなどで録音しておくと、
数か月後に変化がわかると思いますよ。
僕はよく散歩中にこのトレーニングをしていました。
帰り道に20分家まで歩く必要があったのですが、
この裏声を鍛えるトレーニングと呼吸のトレーニングをよくしていました。
今でも、やっていますけど。以前ほど夢中でやってないですね・・・やります！
裏声から表声に変化させてゆく 表声から裏声に変化させてゆく
・裏声に表声を混ぜてゆく
今度は裏声を最初に出します。
この裏声に表声を混ぜてゆきます。
声がどんどんしっかりした声になってゆくと思います。
これは表声と裏声を混ぜる目的の練習方法です。
・表声に裏声を混ぜてゆく
今度は逆に表声のニュアンスをどんどん裏声にしてゆきます。
この裏声に変わってゆく時にミックスボイスの発声があるワケです。
この練習法を実践しますとミックス具合もコントロールできるようになります。
ある日なんか歌が歌いやすいことに気付くようになる
この地味で誰もやりたくないような裏声トレーニングをやっていますと、
ある日
「なんか歌が歌いやすいぞ！ 高いところがスッと出るぞ！」
という瞬間が訪れます。
これはトレーニングにより
裏声の要素が強くなったため声が楽に出せるようになったのです。
これはこのトレーニングの成果が出て嬉しい時ですね！
高いフレーズを裏声要素を強くして歌うと楽に高い声も出るようになります。
もちろん超高域はさらに練習が必要です。
でも以前の音域と比べると格段に拡がってゆくはずです。
まとめ
今回はミックスボイスを作るための裏声のトレーニング方法を解説してきました。
僕はこのトレーニングをしてから、音域が上に１音半くらい伸びました。
散歩中でもできるトレーニングなので、
もっと高い声を楽に出したいよ！って方はぜひ実践してみてください。
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