こんにちは。
ユウジです

今回は「音楽は時間の中で壊れない芸術」というテーマです。

芸術はいろいろありますが、音楽の芸術の在り方はまた他の絵や彫刻などとはまた別です。

まず音楽は時間の中に在る芸術、それを考えてみましょう。

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絵画などは、美しい一瞬をとらえた芸術です。
ある意味、瞬間の中の美をキャンバスに写し出したとも言えます。

写真などもそうですね。
目に映る風景と写真にした風景は別のものです。
撮影者の心が入って来ます。

映画は総合芸術ですね。
画面は絵や実写で動きます。
そして物語があり音楽がつきます。

音楽は時間が流れないと聴けないし、演奏することができません。
0分0秒という音楽は存在しません。
そこには数分の時間がありその中に曲が存在しています。

音楽は見えないし壊れない

音楽は目に見えない芸術です。
ステージや衣装なども音楽とも言えますが、基本的に音楽は音です。
音に何かが宿って音楽になります。

ここで他の芸術と明らかに違う点があります。
音楽は物質ではないので、壊れないと言うことです。

絵画など大切に保管してゆかないと状態がわるくなってしまいます。

音楽は基本的にギター、CDなどを使って音を出します。

その曲の入っているCDがもし壊れたとしても、曲そのものは壊れません。

例えばあなたが作ったオリジナル曲はあなたが曲の存在を忘れない限り、
この世から壊れて消えることはありません。

あなたが忘れても他の誰かが覚えていたらその曲は存在し続けます。

バッハやショパンの曲などは人類が存在し続ける限り、
在り続けるのではないかと思います。
それが何千年かはわかりませんが、
おそらく壊れてしまうことはないでしょう。

僕たちの創る音楽も同じです。
この世界に生まれた音楽は壊れることがありません。

オリジナル曲を作り始めた頃その事に気付いて怖くなったことがあります。

何故なら自分の命より長く存在するかもしれないものを、この一瞬で作っているわけですから。

あなたのオリジナルをあなた自身が忘れても、誰かの心に残っているならその曲は存在しているのです。

僕の一番好きな歌

僕の一番好きな歌は何曲もありますが、
その中に よく一緒に弾き語りした友達の歌があります。

その友達は音楽から離れてしまいましたので
その曲を忘れてしまったかもしれません。

でも僕はその曲が今でも好きです。
そして今でも一番好きなアーティストです。
ちょっと不思議な感覚なのですけどね。

今でも僕の心に存在しているということは、この世に存在しているのです。

60年前の演奏を聴きながら

ジャズのビルエバンスのトリオの演奏をよく聴きながらこの音楽サイトの記事を書いています。
今もライブ盤を聴きながら書いていますが、
今聴いているのは約60年前の演奏です。

1961年6月25日の演奏のようです。

いくらビルエヴァンスでも約60年後に
遠い島国の外国の人が聴くことを想定して演奏してないだろうなぁと思います。

これはお店の中でライブレコーディングした「Sunday at the village Vanguard」です。
ライブレコーディングですので、お客さんの声やグラスの音、コインの音がします。

みんなこの音の世界では活き活きとしています。

この夜の演奏が世界から消えることはありません。

ジョンレノンをはじめたくさんの今は亡き偉大なアーティストたち。

彼らの体は消えてしまっても
音楽を通して彼らの魂は生きて僕らに力をくれると感じます。

まとめ

今回はちょっと不思議な話だったかもしれません。
ですが音楽は見えない触れない領域の芸術です。

もちろんステージや演奏している表情も音楽です。

そしていろんな要素で音楽はできていますが、
音楽の核は見えない魂の領域にあるのではないでしょうか。

書いてて音楽は掴みどころのないものだなぁとあらためて思いました。

あなたも曲を創った時に「時間の中で壊れないもの」を創っていると思い出してみてください

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