こんにちは。
今回は陽と陰、光と影についてがテーマとなります。
今回の記事はどちらかというと世界観的な話になります。
光と影、または陽と陰ですが言葉を変えて言うと
明るいと暗い、メジャーとマイナーなどの言い方もできます。
音楽にはいろいろありますよね。
明るいノリノリの音楽、
いい意味で暗い音楽(ジョンレノンのLove、鬼束ちひろさんの月光など)
またはわるい意味で暗い音楽もあります(笑)
聴きたくねーみたいなのもありますが、いろいろあってもいいと思います。
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明るさは暗さがないとわからない、認識できない
これは面白いのですが、
明るいばかりだと明るさに鈍感になるのです。
人間は夜の暗さを知っているから、昼間の明るさがわかるのです。
逆も言えます。
明るさがあるから、暗さがあるのです。
明るさと暗さはその存在を支えあっていると言えます。
暗さがなかったら明るさも消えてしまうのです。
明るいと言う概念が消えてしまうのです。
音楽の明るさ暗さも支えあっている
これは音楽にも言えることです。
メジャーコードしかないとしたらメジャーコードという概念がないのです。
ちょっと難しい話かもしれませんが、
音楽は明るさと暗さが(それ以外の要素も)バランスよく支えあってできていると言うことです。
マイナー調に入るメジャーコード
マイナー調の曲に一瞬メジャーコードの展開が入ることがあります。
この展開が僕は好きなんですけど、
ずっとマイナーコードが主体で曲が進んでいて、
明るいコード展開になると何故か心に来ます。
マイナー調の中にあるメジャーコードは明るい曲調の中にあるメジャーコードとは意味も聴こえかたも違います。
ベートーベンの「エリーゼのために」で印象的な暗いメロディの後、メジャーコードになりますが、とても印象的です。
メジャー調の中のマイナー展開
これは逆に明るい曲調の中に暗いコードから始まるサビとかですね。
スピッツの名曲「楓」はこの展開ですね。
サビはマイナーコードから入るので、サビから一気に雰囲気が変わって、
その世界観に引き込まれます。
どちらのパターンもメジャーとマイナーの対比によって
互いの響きを引き立てあっています。
アルバムの曲も明るい曲の中にマイナー調の曲などがあると、
引き立てあいますね。より曲の存在感が際立つのです。
歌詞も陽と陰がある
歌詞もプラスとマイナスの要素をどちらも入れた方が奥行きのある歌詞になります。
明日誰かに出会える喜びを分けあえる仲間に出会えるはず
素晴らしい季節がやって来る
と言う歌詞のフレーズがあったとします。
この前の歌詞がどうなるかで、
このフレーズの意味が大きく変わって来ます。
1.
昨日まで
いい仲間に恵まれて来たけど
明日誰かに出会える
喜びを分けあえる仲間に出会えるはず
素晴らしい季節がやって来る
2.
忘れさられた日々
閉ざされた部屋のドアがやっと開くんだ
明日は誰かに出会える
喜びを分けあえる仲間に出会えるはず
素晴らしい季節がやって来る
1.だと恵まれすぎてて肝心な後半のフレーズが活きていません。
2.だと「仲間に出会える」希望の想いを感じます。
1.の場合ですと
仲間に恵まれてきたけど、また仲間に出会えると言っているわけです。
この場合より深くリスナーの心に染み込むのは2.のほうの歌詞です。
明るい歌は聴きざわりはいいかもしれませんが、
流れて心に引っ掛からなかったりします。
やはり歌は
どこか苦しい気持ちを持ってて
そこに同じような想いを持った人が歌うと共感があります。
まとめ
今回は少し難しく不思議な話だったかもしれません。
苦しみと喜びは互いを支えあっていています。
悲しさと嬉しさも互いを支えあって存在しています。
もし喜び、嬉しさだけの人生だとしたら、
逆説的ですが最も不幸なのではないかと思います。
空気に気付かないように、幸せに気付かないでしょう。
まぁそんな人は現実にはいませんが。
陽と陰は互いを必要としています。
でないと消えてしまうからです。
人間は生きていれば、いい日もわるい日もあります。
希望ばかり歌われていても、 なんだか薄っぺらく聴こえませんか。
希望を持てない時間の辛さを知っている人が
立ち上がり希望を歌うなら誰かの共感を得るのではないかなと思います。
闇の暗さを知っている人にだけ
本当の光のあるものを歌えるのではないかと思います。
春の暖かさが嬉しいと言える人は
冬の寒さに震えてきた人だけです。
あなたもきっと
苦しい時間を知っている人でしょう。
あなたの苦しかった時間は希望の歌にきっとなります。
天使の歌なんて誰も聴きたくありません。
生きていて嬉しいことも苦しいこともある中で生まれた人間の歌だから、
聴く人は涙を流したりするのではないでしょうか
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