こんにちは。
ユウジです。

今回はライブがあった日の始まる前とライブ後の雰囲気を、
ライブハウスのスタッフという裏方の立ち場で書いてみたいと思います。

僕は当時某ライブハウスでバイトをしていました。
PAということだったんですけど、掃除からグラスを下げてたり、
音楽以外も結構いろいろやりました。

この音響のバイトはたくさん、しかもいろんな種類のアーティストを観ることができて、とても勉強になりました。

それとはまた別にライブの始める前の雰囲気やライブが終わったあとの雰囲気も、
印象に残りました。
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ライブの前 ステージの神聖さを感じた

アーティストがまだ来る前です。
店長が来てドアを開けててから、店の中に入ると真っ暗です。
この真っ暗な空間が今夜華やかな空間になるわけです。

電気をつけてから、ステージや店内を掃除します。
ステージもホントに静かで、不思議な感覚がしました。

店長はよく買い物に出かけたので、その時はたったひとり僕だけが静かな静かな空間にいたわけです。

音楽がなにも鳴っていない静かな音楽会場は、神聖な雰囲気が漂っていると感じたことがあります。
逆に音楽がないとなんでもない空間なんだろうなと感じたこともあります。

 

ただ最初はステージと呼んでいるだけの、1段高い台があって、
いろんなミュージシャンが演奏することで、その台の上がステージになってゆく。

きっと誰もいない静かなステージが神聖に見えたのは、
いろんなミュージシャンの残像が見えたからではないかと思います。

どのミュージシャンも自分の中で大切な気持ちを持ってステージに立つわけです。
このステージに立つには、
何年も楽器や歌を練習しないとなかなか立てるところではありません。

日々いろんなミュージシャンのステージを観てきて(仕事中だけど)
みんなそれぞれ自分の音楽を表現していました。

人間が自分の歌を歌ったり、楽器を演奏したりすることは、
とても尊いことだなと感じます。
たくさん練習して、人前に立つ怖さも越えてきて
はじめてステージの上の風景が見える。
自分の音楽を聴く人に出逢える。

僕の中でそういう想いがあるので、
ステージがそういう神聖な台に見えたのでしょう。
自分の心の中にある想像力ですね。

音楽になにも興味がない人が見たらきっとどこが神聖なの?って感じでしょう。

一生懸命に演奏するミュージシャンの姿をみていると、
ステージの掃除も丁寧にやったものです。

ライブ中

ミュージシャンのライブ中はまるで夢の中みたいな雰囲気です。
PAの仕事中なので、なにかあったらステージにかけてゆくのですが、
僕はわりと演奏を楽しんでいるタイプの音響でした。(仕事はしっかりやっていましたよ)

嫌々やったことって1回もなかったです。

お客さんもみんなお気に入りのミュージシャンや友達の演奏を聴いてとても楽しそうです。音楽ってすごいなと思う瞬間でした。

ライブ後のステージ

こんなに会場大きくないけど

ライブ後、ミュージシャンがライブ盛り上がって成功した!ってニコニコ帰るのを見送ったあと、今度は片付けです。
グラスやお皿などを下げたり、テーブルなどをもとの配置に戻します。

店内に流れていたBGMを切ると、いきなり静かな雰囲気になります。
賑やかさから、静けさの差がすごい。

ステージもドラムセットやキーボードなど、いろいろ変わっているので最初に状態に直します。シールドをくるくる巻いたり、また履き掃除をしたり。

ステージはまた静かに戻ります。

そして今日最初に入ってきた状態にもどってゆきます。

あんなにたくさんお客さんが、誰もいなくてただスタッフだけがもくもくと片付けしています。

もくもくと自分の持ち場の片付けをやっている時に
今日のお客さんたちの楽しそうな笑顔が笑い声が頭に甦ることも多かったです。
まるで短い音楽の夢を見ていたような気持ちでした。

肩付けが終わったら、店の電気を消して帰ります。
ドアを閉める時、向こうにただ真っ暗な空間だけがあります。

よくその真っ暗な空間の今日の素敵なライブの幻が見えました。

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