こんばんは。
ユウジです。今回はライブ前に声が出なくなってピンチだった時の話をしたいと思います。
結構前の話ですが、よく覚えています。
歌う人は声が出なくなると、本当に困るものです。
今回の記事で自分の体験を書いてみたいと思います。

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ライブ前にひどい風邪をひいた


ライブが決まっていて、1週間くらい前の事です。
ひどい風邪をひきました。原因は知り合いのライブを観に行き、カレー屋さんを借りてやるライブでした。
食事も当然カレーです。

汗だくになりました。そしてライブを観た後、冬の道を帰りました。
汗をかいたまま、寒い中を歩いたことが原因だった気がします。

すいません。カレーのせいじゃなくて、そのことに気を付けなかった自分の責任です。カレー好きなんですよ。

鼻から喉に来た

最初は鼻から来て、2日目には喉のほうに来て、
声がほとんど出なくなってしまいました。

本当に筆談でコミュニケーション取っていました。
喉に負担かけたくないし。

まだあと6日くらいあるから大丈夫と思っていたのですが、
4日目になっても声が出ない。
どのくらい声が出ないかと言うと、
ガラガラ声は出るけど、音程がつけられない…と言う状態でした。

さすがに2日前に声が出ないと焦るものです。
小さいライブでしたが、楽しみにしているお客さんがいたので、困りました。

とりあえず水をたくさん飲みました。主にポカリとかかな。
喉の奥に詰まった痰を水分で柔らかくして出す必要がありました。

あといつも使ってない加湿器を出して使いました。
ペットボトル型の小さいのだったけど、ないよりはるかに良かったです。

コポコポと河の流れのような音がする加湿器だったので、
その音が心地良くてよく眠れました。←役に立ち方が違う気もしますが・・・

バックで演奏してくれるミュージシャンたちには、声が出なくてヤバイと伝えておきました。

ライブ前日で70%まで回復したものの、まだ完全にはほど遠い状態でした。

選曲を高い歌を外して、ロングトーンの歌を外しました。

当日

ライブ当日は、朝はまだ声が75%くらい。
自分の判断でライブをやると決めました。
あまりに酷かったら、払い戻しの覚悟です。メンバーと相談してライブ前にスタジオに入りました。
ちょっといつもと歌い方を、変えればなんとか歌えそうです。
ライブ3時間前のことです。夜19:00からライブでした。

本番は90%で歌えた

そのスタジオ後の3時間で声が急に回復して、本番は90%で歌えました。
その3時間はほとんど声は出さなかったです。

実は僕の歌は調子が悪い時でも、ある程度歌えるように作ってあります。

本番は あれ?声が出る!
と思いながらライブできました。

体調も完全じゃなかったのでヘロヘロでしたが、なんとかなりそうでした。
水をこまめに飲みながら、歌いました。

後半は選曲を戻した高い歌もロングトーンも行ける!と思ったので、
選曲を急遽戻しました。

ちょっといつも伸ばすところを無理しないようにしたり、
うまくフェイク(メロディを変えること)したりして、歌いました。

 

お客さんの反応が何故か良かった

僕はいつもと違うコンディションだったので、
お客さんは楽しめたかなと反応が気になりました。

でもお客さんの反応はいつものライブより良かったのです。

僕が体調が悪かったのは、お客さんにはわかったらしいのですが、
病みながら、一生懸命やっている感じが良かったらしいのです。

観た人達が楽しめて良かったので結果は良かったです。
わからないものです。いい経験でした。

 

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歌は体が楽器

すべてのシンガー、ボーカリストに言えることですが、
歌は体が楽器です。

体調が悪いと声が出なくなってしまいます。
体調管理の大切さでも書きました。

僕が好きなボーカリストたちも、
どこかで1回は声が出なくなる経験をしているのを僕は知っています。

ライブで声が序盤で枯れてしまうこともあります。

ロボットじゃないですからね。
AIボーカリストは今日は声が調子わるいとかないでしょう。

シンガー、ボーカリストが裏で声を保つ努力は、お客さんには見えません。

ですが彼らが素晴らしい声で歌う時に、僕らが感動するのは、
裏でそうした声のケアがあるからです。

ロボットみたいに100%を約束されていないのです。

もしかしたら人間のすごいところは、
調子がわるくなったりするところかもしれません。

人間に弱いところがなかったら、
誰かの心に響く歌は歌えないんじゃないかなと思います。

でも実際声が出なくなったら、声がロボットくらい安定して出ているほうがいいと思いますけど・・・人間の強がりかもしれませんなぁ・・・

まとめ 歌える幸せ

いつもは、まったく考えていない事でしたけど、
やっぱり歌えることは幸せなんだなと感じました。
歌を歌っている人はきっと同じで、
普段通りに歌えることは幸せだと感じているはずです。


声が出なくなると気づくことです。
今回の記事は自分の体験が誰かに役に立てばいいなと思って書きました。
でもこの体調が悪いとか声が出ないとかって、そうなるまで自分のこととして考えない気もします。本当は1回もこういう事がないのが一番ですけど、なかなか人間の体も完璧ではありません。僕は1回懲りたので、寒い日に辛いものを食べたりしなくなりました(笑)

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