こんにちは。
ユウジです。

今回の記事は歌のビブラートのやり方です。

ビブラートはフレーズの後半に音の揺らぎを与えて、表情をつけるテクニックです。
ビブラートがついているとついていないでは、歌の雰囲気がかなり変わります。

ビブラートがついているほうがすごいとかではないのですが、
そのシンガー、ボーカリストのスタイルや歌いかたによってビブラートがあったほうが歌が活きることがあります。

ないとあっさりした感じになります。
このあっさりした感じが持ち味のシンガーもいます。

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ビブラートを練習してみよう

歌のビブラートは喉を上下に動かして声を揺らします。
この感覚ができない人にはきっとわかりづらいと思います。

練習では音程を低くしたり、高くしたりを速くする感じでOKですが、
最終的には声に自然な揺らぎを与えるイメージです。

 

ビブラートは、いったんかかると自動的に声が上下に揺らぎます。
この自動的にかかる感覚を掴むことがビブラートを習得するポイントです。

※声を伸ばして、不安定になって声が揺れるのとは違います。

ビブラート練習

まず

あーーーーーーー

とロングトーンで声を出してみます。

今度は、音を切らさずに

あーーーあーーーーあーーーー

と声を出してみます。この2回目の「あ」の時にちょっとアクセントがつくと思います。

声を伸ばしながら、「あ」を言い直す箇所が、すこし音程がへっこむような感じになります。

今度はもう少し細かく「あ」を入れてみます。

あーあーあーあーあーあー

と「あ」を言い返すアクセントの部分が少し波のように、ならないでしょうか?
「あ」を言う時に音を切りません。
一つの音符の中で「あ」を何回も言うイメージです。

感覚のいい人なら、これだけでビブラートのコツが掴めるかもしれません。

今度は速く4回くらい連続で声をあーあーあーあーあーとやってみます。
最初はうまくいかないと思いますが、
連続で「あ~~」とできる時が出てきたら、いい感じです。

連続で声を上下する意識で速くやると、
喉に上下の反動みたいな感じが起きて

結果声に上下の揺らぎができます。

僕の感覚ですと、反動で自然と上下の繰り返しが生まれていると感じます。

例えば、うちわを速く扇ぐ時、3回目以降は自動的に手が動いている感じになりませんか?

それと同じで、ビブラートはいったんかかりはじめると自動的な感じです

「あ」をロングトーンの中にいくつも入れるイメージを持つと、
4回くらいポンとできるかもしれません。

他の母音でも練習してみる

「あ」で慣れてきたら、「い」「う」「え」「お」と
母音をすべて練習してゆきましょう。

ビブラートができない時はこの喉が上下に動く感じがわからないと思うので、喉が上下に動く感覚を掴むためにこの「あ」をはじめ母音をたくさん言う練習方法が良いかなと思いました。
最初は不自然かもしれませんが、慣れてくると歌の中で使える自然なビブラートになってゆくでしょう。

ビブラートができるようになったら「あ」をたくさんいうイメージは、忘れてかまいません。
最初のとっかかりとしてこの記事の練習方法を使うと、声が揺らぐ感覚を掴みやすくなるかと思います。

 

連続で4回くらいできるようになると、
ビブラートの感覚がつかめてくるはずです。
これを5回、6回、10回と伸ばしてゆけるようにします。

ビブラートは声の波のような揺らぎです。
ビブラートがかかりはじめると、
自然に何回も揺れてゆくものです。
慣れるとスピードや深さも意識的に変えることができます。

普段ビブラートを使うシンガーは自分の歌い方のクセになっていて、無意識的にビブラートをかけています。

頭を軽く振ってかけるビブラート

声を伸ばす時に、頭を小刻みに揺らしてかけるビブラートもあります。

これは喉を使ったビブラートよりはるかにやりやすいはずです。
たぶんすぐにできると思います。

ロングトーンの時に、ほんの少し頭を小刻み揺らします。
頭を揺らすのおかしくない?と思うかもしれませんが、
尾崎豊さんのライブ映像でこの方法でバラード曲にビブラートをかけていて格好よかったですよ。

喉を使ったビブラートとまたニュアンスが変わるので、尾崎さんは使い分けていたと思います。

低い声と高い声のビブラートは難しい

低い声のビブラートと高い声のビブラートは最初は難しいので後回しにします。
最初は自分が一番出しやすい音程でビブラートの練習します。
ですが低い声や高い声は最初僕もできませんでした。

自分の得意音域ができるようになったら、低い声や高い声でビブラートを練習するといいですね。
一番出しやすい声域でビブラートができるようになれば、
低い声、高い声のビブラートも次第にできるようになります。

これはどちらかというと、低い声や高い声を余裕を持って歌えるようになる頃、
ビブラートも低い声でも高い声でもできるようになっています。

ポイントは反動みたいな感じを作りだすことです。

まとめ

今回はビブラートのについてでしたが、 反動が自動的に起こる感覚にコツがあります。
歌の表情が豊かになるので、練習して使ってみてくださいね!

 

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