こんにちは。
ユウジです。

今回はデジタルとアナログについて考えてみました。

世の中には、デジタルとアナログがあります。

デジタルは機械的で数値化でき正確、アナログは人間的で数値化できない
と言った印象です。

わかりやすいところで言いますと、時計ですね。
デジタル時計と針で動く時計です。
音楽もいまやデジタルがかなり取り入れられています。

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デジタルの良さとアナログの良さ

このサイトは音楽ですが、機材などもデジタルとアナログがあります。

デジタルの良いと思うところは、機械のように数値化されているので、正確に音楽を作れるところです。

パソコンで音源を波形にして編集できたりしますが、これもデジタルのなせる技です。
例えば、2:03:89から2:04:55の間に、ほんの一瞬エフェクトをかけたりなどもできますし、指定した時間をコピーしてまた別の箇所に貼り付けたりもできます。
アナログ機材ですと、エフェクトをかけたい時間を、オーバーしてしまったりします。

昔はこういう音楽の編集ができなかったので、現代はとても音楽の編集がやりやすくなりました。
パソコンとdawと言われるソフトとインターフェイスがあれば、エンジニアでなくても音楽制作ができるようになりました。

僕もDTM(デスクトップミュージック)を使ってレコーディングをすることがあります。

DTMは編集などがとても便利なので、これが使えると音源制作はとてもイメージ通りに編集しやすいです。

DTMは便利・・・でも

でも僕はDTMがどこかで、あまり好きではない自分もいます。

理由としては、DTMの最も特徴でもある、デジタルを活かした音の編集があります。
歌の音程も補正できますし、プラグインを使えば、リアルなオーケストラの音を入れたりもできます。
オーケストラは、個人で音を頼めることは無理なので、
オーケストラ音源などは、とてもありがたくて、僕も使うことがあります。

でもちょっと怖くなることもあります。
お金をある程度かけてしまえば、DTMで良い音はある程度作ることができます。

これは現代音楽界の落とし穴だなと思っています。

 

自分で良い音楽を、作り出せていると錯覚してしまう気がします。
実際はそのオーケストラ音源がないと、作れないのです。

本当の意味で、音楽を奏でるには、自分の手で練習しないとならないわけです。
そしてソフトのオーケストラは、本物のオーケストラには到底敵わないものです。

そこには、人間が演奏している凄みがあります。

 

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アナログの良さ

一方、アナログはデジタルに比べて、どんなところが良いのでしょうか。

アナログは、デジタルに比べて人間の感覚によって成り立っています。

数値にはできない感覚があります。

生楽器などは、同じメロディを、同じように弾いても、1回1回かなりニュアンスが違います。
デジタル楽器だと、それぞれ割り振られたパラメーターの数値を、同じにすれば同じニュアンスが再現されます。

アナログだとそう行かないわけです。

マイクでアコギの録音をしていても、何で同じに弾けないんだろうと悩むことがあります。
録った録音を聴くと1回1回違います。
間の取り方や、強弱、弦に指が擦れるキュッとした音、まったく同じに録れません。

アナログの弱いところは、こうした再現性の低さにもあります。
でも、アナログの長所もこのまったく同じ演奏にはできないところにあります。

機械でやれば、まったく同じように再現できます。
人間の指で弾けば、コンディションが悪ければ、良くない演奏になります。
ですが、気持ちが乗っている時には、神がかった演奏ができる時もあります。

僕は本当に音楽の演奏は、このアナログの中にある気がしています。

今はデジタルな打ち込みでも、人間のような非正確さを出そうとしています。
優秀なソフトほど、人間の演奏のように、バラつきが出せるようです。
デジタルでアナログのニュアンスを出そうとしているわけですから、不思議な話でもあります。

だからと言ってデジタルはデジタルの良さがあります。
デジタルとアナログがうまい具合に、足りないところを補い合えばいいのではと思います。

デジタルとアナログの共存です。
僕らはデジタルだけでも、アナログだけでもきっとどこか不便を感じる気がします。

自分の結論としては、バランスよく使いわけることができたら、理想的だなと思います。

 

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