こんにちは。
ユウジです。

今回はギターの押さえるポジションで、
音の質を使い分けるという内容の記事になっております。
エレキギターもアコースティックギターも共通の話です。

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ギターはニュアンスを使い分けることができる

ギターは同じメロディでも、いろんなニュアンスで表現することができる楽器です。

どんな方法でニュアンスを変えることができるのでしょうか?

・弾くポジションを変える

・チョーキングやスライドなどを使い分ける

・ピッキングを使い分ける

・ピックアップセレクターを変える

今回はこの中から最初の
同じメロディを違うポジションで弾くことで、
ニュアンスを変えるというやり方に話題を絞って解説します。

具体的にどういうことなのか、
どういうことなのか見てゆきましょう。

ギターは同じ高さの音が複数の場所で出る楽器

 

ギターは同じ音が指板上のいろんなところで出せる楽器です。

Eの音ですが、
1弦の開放はEの音です。
2弦の5フレットもEですし、
3弦の9フレットもEの音です。
4弦の14フレットもそうですし、
5弦19フレットでも6弦の24フレットは同じ高さのEの音です。

(5弦19フレット、6弦の24フレットはあまり使いませんが)

この同じ高さの音が指板上のいろんなところで出せると理解できたと思います。

ポイントがあります。
それは同じ高さでも全部音の質が違うというところがポイントです。

1弦を使ってメロディを弾くほど、輪郭がクッキリした音が出る印象です。

2弦はより音の質が柔らかくなり、3弦はさらに柔らかい音質になります。

5弦の19フレットは音が丸すぎて、ちょっと使いづらいかもしれません。
1弦の開放と5弦の19フレットのEは全然違う音の質ですね。
なかなか楽譜には残せないニュアンスです。

この音の質の違いを使いわけることで、
フレーズのニュアンスを使いわけることができます。

1弦、2弦で弾く場合
例えばこんな感じのフレーズがあったとします。

同じフレーズを2弦、3弦で弾くともう少し柔らかい音の質になる印象です。
エレキギターで歪ませていてもわかるくらい、音の質が違います。

ポジションを選ぶ際に、弾きやすいかも重要です。

そしてギターの構造上、チョーキングは真ん中あたりのほうがやりやすいです。
指板の真ん中の方が弦を楽に持ちあげられます。
低いフレットでのチョーキングは、指先に力がいるんですね。

好きなギタリストのフレーズをコピーする時に、
どのポジションで弾いているかも意識しながらコピーしてみましょう。

ローポジョション
エレキならちょっと尖った感じのニュアンスを出したい時、
このポジションを使うといいかもしれません。
クッキリしたアルペジオを出したい時も良いかもしれません。

でも基本的に使いかたは自由です。

ミドルポジション
メロウに弾きたい場合、いいと思います。

僕もエレキでもアコギでも美しいメロディを弾く時は、
指板の真ん中らへんのポジションを使います。
すると音が優しい感じの音になります。

柔らかい感じのアルペジオを弾く時も僕はこっちを使いますね。

一部だけ違うポジションにする

この同じメロディで違うポジションを使うやり方ですが、
運指のしやすいポジションを考えるのも大切です。

同じメロディを違う指使いで弾いていたけど、
ちょっとだけ変えたらすごい弾きやすくなったとかよくあります。

このフレーズを1部だけ別ポジションにします。
このフレーズはオルタネイトピッキングの練習にいいのですが、
初心者だと3弦に移る時が難しい。

こっちのほうが弾きやすいというギタリストも多いでしょう。
同じ弦のみのピッキングなので。でもどちらも練習して弾けるといいですね。
どっちも弾けるといろいろ拡がるわけです。
そして同じ弦を弾いている時特有の音のニュアンスになりました。

 

僕もなんて弾きづらいフレーズなんだと思っていたら、
もっと運指がしやしい良いポジションがあったと言うことがよりあります。

これも、同じ音を違う高さで出るギターの特性を考えて弾いていると、
他の運指のフレーズも弾くことができます。

長年弾いているセンスのいいギタリストは、
自分の弾きたいニュアンスが出て、なおかつ弾きやすいポジションを、
長年の勘と経験ですぐに見つけることができているのです。
これをはじめのうちから意識的にやっていると、
すごいギタリストになると思います。

コードも同じ

コードも基本的に
ローポジョションほど音がクッキリする印象になります。
開放弦は抜群にクッキリするので、
開放弦を使うオープンコードが好むギタリストは多いです。
僕も開放弦を入れたコードが好きで、
その記事もこちらで書いています。

⇒使えるオープンコードの押さえ方 (画像付き)

コードも曲や自分の好みで、どの弦やポジションで弾くかを決めてゆきます。

僕もコードを弾く時は、数種類の押さえかたを試して、
一番曲のニュアンスにあったコードポジションを選択します。

まとめ

今回いろんなギターの音のニュアンスの話でしたが、
どれが間違いでどれが正解とかありません。
これはあなたのセンスの中に答えがあります。

曲があなたのギターで引き立ったら、それでOKなのです!

ギターは本当に奥の深い楽器です。

 

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