今回はいろいろなギター奏法をテーマに記事を作成してゆこうと思います。
ギターはホントに自由な楽器ですので、
今はまだない新しい奏法がこれからも発見されることでしょう。

これまでも自由なギタリスト達によっていろんな奏法が作られ確立されてきました。
今回はエレキギター中心に見てゆきましょう。

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ライトハンド

 

やはり特殊な奏法の代表と言えば、
ライトハンド奏法ですね。
エディヴァンヘイレンが見つけた奏法です。
ライトハンドってミュージシャンは呼んでいます。

これは、文字通り右手の指もギターの指板にタッピングする奏法です。
タッピングとは弦を叩く感じですね。

右手もフレットを押さえる(たたく)役割を担うことにより、
通常の弾き方ではできない音使いができたりします。
ピッキングはしないので、フレーズがなめらかな印象があります。
わりと速いフレーズで使う人が多い印象です。

僕もロックバンドのギターを弾く時は、ライトハンド奏法を使います。
ひとさし指でタッピングするやり方ありますし、
中指でタッピングする人もいます。
中指だとピックを持ったままできます。
僕も中指でライトハンドやります。

アコギだとちょっと厳しいかも。
これは音が歪んでないとなかなか音が出てくれません。

ライトハンドのやり方

右手を指板の上に置きます。
この時に右手ひとさし指か中指で音を出したいフレットを叩きます。
だいたい叩いた後はプリングすることが多いです。
左手との組み合わせのフレーズでかなり速いフレーズも弾くことができます。

ピッキングハーモニクス

ピッキングハーモニクスは
ピッキングした後に右手の指の側面を軽く当ててハーモニクスを出す奏法です。

通常のハーモニクスよりインパクトがある気がします。

ただこのピッキングハーモニクスは初心者のうちはなかなか難しく
いいニュアンスでハーモニクスが出ないかもしれません。

なかなか指の側面を当てる角度が難しかった記憶があります。
慣れるとライブでも簡単に決まります。

ピッキングハーモニクスのやり方

ピッキングをする

そのまま右手親指の側面を弦に軽く一瞬当てる

左手がどのフレットを押さえているかで、音の高さが変わります。
また右手の親指側面が当たる弦の位置によっても音の高さが変わります。

グリッサンド

歪ませた状態で勢いよく6弦を押さえ、15~18フレットくらいまでスライドアップした後にスライドダウンすると、ギュイーン!とかドゥーン!というようなニュアンスの効果音を出すことができます。

スライドダウンするだけのグリッサンドも良くあります。

グリッサンドはやりたいのにわからない人が多いようで
よく検索されていますので連続写真を付けてみます。

勢いよくスライドアップさせてから

適当なところで切り返し勢いよくスライドダウンさせます。

ピックスクラッチ

これは誰でもできます。ギターをはじめて初日でできる奏法です。
これはピックを6弦などの巻き弦にこすり付ければokです。
音が歪んでいれば、ギャオー、ギュイーンという怪獣が鳴いたような効果音が出ます。

※ピックスクラッチをやるとピックがボロボロになります。

ライトハンドもピッキングハーモニクスもアームも入っている動画

アーム

これはエレキギターに付いているアームを呼ばれる棒を動かすと、
ビブラートをかけられたり、音に表情を与えることができます。
僕はアーム付きのギターを使ってこなかったので、
ジミヘン聴いてアームのついてるギターが欲しくなった記憶があります。

フィードバック

これはアンプと出音とギターのピックアップがループを起こして、
音がヒーンといつまでも伸びる現象です。

ビートルズの「I feei fine」で使われたのがはじめてのようです。

ロックバンドなんかで、このフィードバックを上手く使うとすごいカッコいいですよ!

 

ボスハンドタッピング

これは両手でタッピングをする奏法です。
誰が最初なんだろう?
ラウドネスの高崎さんのイメージがあります。
これは今回の記事の一番目に解説したライトハンドの応用版みたいな奏法です。
左手は上から指板を叩きます。

動画3分9秒からボスハンドタッピング

スウィープ

スウィープは掃くという意味で、
複数の弦を単音として弾きます。

コードを弾く時のように前の音は残しません。
このスウィープは速弾きでは欠かせません。
そしてかなり高い技術を必要とします。
僕も時々使います。

弦飛びピッキング スキッピング

この弦飛び奏法は1弦を弾いた後に3弦弾いたり、
めちゃくちゃ難易度が高い奏法です。
音の幅が広いため、きれいな和音をフルピッキングで弾いたりできます。
スイープと弦飛びは上級者向けなのです。

 

チョップ奏法

これは2、3弦は音をブラッシング状態にして1弦の音は出す感じの奏法です。
何気にカッコいいので、覚えておきたい奏法です。
チョーキングを合わせるとカッコいいですよ。

スライド奏法

スライドバーを薬指にはめて、フレットの代わりにして演奏します。※画像がスライドバーです。
フレットを使わないため、滑らかな音使いができます。
スライドバーでなくても、フレットの代わりになるものがあれば、
なんでも代用できます。


 

バイオリン奏法

ギターは音を出す時にピッキングするので、アタック音が通常入るのですが、
ギターのボリュームを小指をかけて、ピッキングしてから、
ボリュームを上げるとまるでバイオリンみたいに
アタックを感じさせないフレーズが弾けます。

この奏法はバイオリン奏法と呼ばれています。

スイッチング奏法

ギターに付いているスイッチを使ってリズムに乗せてオンオフを繰り返します。
パパパ パパパパ パパ と信号音みたいな効果が得られます。

またキルスイッチという機材を使っても同じ効果を得ることができます。

サスティナー

これは奏法なのか不明ですけど、ギターにサスティナー回路を付ければ、
超ロングトーンを弾くことができます。指を離さない限りずっと音が伸びます。
LUNE SEA の曲でSUGIZOさんが良く使っています。

E-BOW

これもロングトーンを出したい人はおススメです!

これも奏法なのかという感じですが、載せておきます。
弦に近づけると弦が鳴り始めます。

スピッツの「流れ星」のイントロでギタリストの三輪テツヤさんが使っています。

 

 

 

まとめ

今回はエレキギターのいろいろな特殊奏法を見てきました。
簡単にできるものから、めちゃくちゃ難しいものまでありますね。
他にもまだまだいろんな奏法がありますが、
今回はわりとポピュラーなものを取り上げてみました。

 

関連記事⇒何故、エレキギターばかり弾いていてもアコギは弾けないのか?

 

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