こんにちは。
ユウジです。
今回の音楽サイトは、「気に入ったオリジナル曲ができない!」という人に向けて書いています。
自分が本当に表現したいものは、なにか?
オリジナル曲を作るようになって、自分はなにをどう表現したいのかわからなくなることもあります。
そして、自分が表現したいものがどう見つかってゆくでしょうか?
スポンサーリンク
・同じカテゴリーの記事
- GonB G/B みたいなコードはなに? オンコード、分数コードについて
- 曲の雰囲気、音楽の世界観を作っている7つの重要な要素
- 音だけを聴くタイプの人、歌詞も聴くタイプの人
- 歌詞の表現を拡げる方法 あなただけのユニークな歌詞
- 歌詞と詩の違いは何? 歌詞はメロディに乗って歌われる言葉
たくさんの曲をボツにしたその理由は?
オリジナル曲は、安定して自分の気に入ったものができるまでに、試行錯誤の期間があります。
僕の場合ですと、最初の数曲は気に入った曲ができたんですけど、
10曲目~100曲目くらいは一気にボツにしています。
正確な曲数はわかりませんが、100曲近くはボツにしました。
自分でも心の底から気に入ってなかったのです。
その理由は、自分の中で気に入った曲が作れるようになったからです。
人生が良い時期になったのもあり、作る曲が変わったのです。
人を好きになったのです。本当に作る曲が変わると思いました。
それまでは、暗い感じで閉鎖的な曲が多めでしたが、自由でそこから解き放たれた愛の世界がテーマになってきました。
自分でずっと歌いたい!、ずっと演奏して行きたいという曲ができるようになると、
これまでの曲は、そこまで良いものに感じなくなりました。
2年~3年間の間に作ったボツ曲100曲は、今ではまったく演奏していません。
たまに思い出して口ずさむことはありますが、それ以降に出てきた曲の方が好きです。
ずっと演奏してゆける曲ができるまでに、ボツ曲がたくさんある
だからと言ってそのボツ曲は無駄だったのか?というと、そんなことはないです。
なぜなら、そのボツ曲がなかったら、この後のずっと演奏したい曲が生まれていなかったはずだからです。
たくさんのボツ曲は、自分の中で自分が心から演奏したいものを、見つけるために必要です。
そしてオリジナル曲が洗練された高いレベルに到達するためにも、ボツ曲ある程度は必要とも言えます。
やはり曲作りも楽器練習と同じように、上達するのです。
それと同時に自分の本当に表現するべき世界が見つかってきます。
不思議なことに、ずっと演奏したいと思った曲は、オリジナル曲を作り始めた頃に作っていたシンプルな曲でした。
曲を人に聴かせると、様々な意見があります。
その中で、人の意見に振り回されて、イマイチな曲をたくさん作っていたようです。
今、考えてもその時期の曲は、悲観的で小難しい表現ばかりで、良いとは思えません。
シンプルが一番!ってなって、そこから作った曲は全部に気に入っています。
そして人が聴いた時の感想も良いものが増えました。
あなたを代表する曲は、きっとたくさんのボツ曲の向こうにあるはずです。
あなたが、「自分はこの世界観を音楽で表現したいんだ!」という領域に行くまでには、ある程度のボツ曲が出るのは自然です。
より洗練された曲ができるようになると、それ以前の曲はやらなくなるからです。
オリジナル曲を作り始めて、自分の本当に表現したい作風が見つかるまでは、どんどん曲を作ってゆくといいでしょう。
僕みたいに100曲ボツという場合もあるでしょうし、30曲くらいボツということもあります。
自分でもイマイチと感じるたくさんのボツ曲の向こうに、あなたの本当の名曲があるのです。
そして、いい曲を作れた時に感覚がつかめてくるはずです。
スポンサーリンク
純粋な気持ちで曲を作る
ずっと曲作りしていたけど、最近良い曲ができなくて悩んでいる人は、初心に戻ってみるといいかもしれません。
自分の場合は、3番目に作った曲は今でも演奏しています。今聴いても歌詞もメロディも、良いと感じます。
耳で聴いて歌詞がスッと入って来ますし、凝った比喩を使っているわけでもなく、シンプルだけど、奥深い感じなのです。
それ以降の3年ほどかけて作った凝った曲は100曲以上、全部ボツになりました。
でも、それでよかったのです。
そのたくさんボツ曲のおかげで、僕はシンプルな作りで、希望があって、やさしく、なおかつ心の痛みも表現されているものが、歌いたかったのだと分かりました。
そして洗練された曲が出てくるようになりました。
ある意味、音楽的にレべルは上がりながらも、最初に持っていたテーマに戻ったのです。
人の評価はある意味、自分を迷わせることがあります。もう少し面白い表現でやったほうがいい、もっとインパクトやオリジナリティを出したほうがいいとか。
ボツになった100曲はこういう意見に振り回されて作った曲です。
最初の頃に作った曲も、今も自分の奥から出てくる想いでできています。
音楽を始めた日にはすでに持っていたのです。
頭でっかちになって作った曲より、無駄なものを省いたシンプルなもののほうが強いと感じています。
きっとあなたも自分が本当に表現したいものができるまでに、ボツ曲はたくさん出るでしょう。
ですが、きっと大切な答えは最初から持っているのです。
今、長期間、曲作りで気に入った曲ができないよ!いう方は、自分が純粋な気持ちで作ったころの気持ちで曲を作ればいいかもしれません。
きっと何かしらの誰かの意見や雑念が邪魔している可能性があります。
いつかオリジナル曲の迷路にハマった時にこの記事の内容を思い出してほしいと思います。
スポンサーリンク