
こんにちは。
ユウジです。
今回は曲作り方のヒントです。
曲は歌詞、メロディ、アレンジの要素で作られていますが、
「情景とメロディ、アレンジを一致させる」と言う曲作りのアイディアです。
情景、歌詞と言ってももはや無限と言うほどのいろんな場面や情景やメッセージがあります。
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Contents
歌詞とメロディ、アレンジを合わせる

歌詞はいろんな情景があります。
この情景をよりリスナーに伝えるには、メロディやアレンジ雰囲気と歌詞の内容を一致させてゆくと効果的です。
例 風の歌詞
歌詞の中で風に吹かれるような歌詞があった場合、
メロディも伸びやかなメロディにした方が、曲の雰囲気が出ますね。
このように歌詞の中からメロディの着想を得たりするのです。
逆に伸びやかなメロディを聴いて、風に吹かれる歌詞を乗せても良いですね。

歌詞とメロディのイメージを揃える手法です。
アレンジもピアノやアコギなどアコースティック楽器を使ったりして、
自然を感じさせるような編曲にすると、歌詞の情景がよりリスナーに伝わりやすくなります。
例 夜の静かな感じの歌詞
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夜の静かな感じの場面の情景や歌詞でしたら、限りなく静かなメロディにしたり、間のあるメロディにすると夜の静かな感じが出ます。
アレンジも音数を少なくして、ボーカリストの呼吸が聴こえるような感じでもいいかもしれません。曲の始めは静かな感じで、歌詞はサビに向けてより深く大切な内容になって行きます。
それに合わせて、メロディも高いところを入れたり、伸びやかな感じを入れたりするといいでしょう。
歌詞とメロディが一致していると言うところがポイントです。
歌詞で冒頭の場面の説明時に盛り上がっても、なんか変なわけです。
(別にやってもいいんですけど)
疾走感を感じる情景、歌詞

疾走感を感じるような情景や歌詞は
メロディも細かい16分音符で入れてゆくと、リズムの感じが強調され、疾走感を表現できます。
走りぬけてゆくような歌詞なら、アレンジもギターの刻みを使ったり、テンポも速めの曲にするなど、歌詞からアレンジまでアイディアは拡がります。
ゆったりすぎると、遅い車に乗ってるなぁとリスナーは感じます。
鈍足だなぁとか。
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混乱や怖い場面の歌詞もアレンジやコードの使い方で雰囲気作る

少し気持ちが混乱したような情景を描く場合は、
ディミニッシュや不協和音をうまく使うといいかもしれません。
ここは自分なりの工夫です。
ロック系などは、時に不協和音とかも格好いいですからね。
ロック特有のぐちゃぐちゃした感じが表現できます。
どこか屈折してエネルギーがたまっているような、
雰囲気になるので、そんな歌詞と合わせることで、独自の暗い世界観ができます。
逆に明るくて、元気いっぱいロック女子バンドだと、
パワーコードやおしゃれなアルペジオのほうが、合いますね。
不協和音とか重たくくらいアレンジは合いません。ギャップが面白くて受けそうだけど(笑)

例 歌詞の内容とメロディやアレンジを合わせます
Aメロ
幻覚の街に落とされた月明かりのセレナーデ
俺に絡み付く真夜中の妄想の声
被害者意識が蠢く街 サイレンの鳴り響き誰かが泣いている
Bメロ
亡者どもをかきわけ崩れかけた階段をかけあがる
夢も愛もただの幻想だと
俺の耳に聞こえてくるけど信じやしないさ
鍵を失くした亡者たち もう二度とそこから出られないんだろう

サビ
外の世界を知らない無垢なあなたを
今夜赤く錆びついた扉の向こうへ連れ出すのさ
あなたのやりたい願いを心に描けばいいんだ
開かないはずの扉は誰の心にもあるけれど
でも鍵は心の中 まだ知らない世界を開く鍵はあなたの夢さ
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ちょっと今回の説明をわかりやすくするために、
場面転換が速い歌詞をぱっと出してみました。こんな歌詞があったら、Aメロは少し静かな感じで始まって、
Bメロで少し疾走感を出して、サビで拡がる感じのメロディとアレンジにするといいかなと思います。
ちょっとダークな印象の歌詞なので、マイナー調の曲ですね。
こういう感じの歌詞を書くと、僕は頭の中にアニメーションが出て来たり、
映画のワンシーンみたいに、情景がバーッと浮かび上がります。
この中で見えるものを効果音的にSEを入れたりも考えます。
例えばサイレンがAメロで出てくるので、ギターでサイレンっぽい音を入れたり。
Bメロの亡者の声みたいなのも、ギターのノイズかなんかで入れたりできそうです。
歌詞がない曲でも

これは歌詞はないのですが、
ベートーベンの有名な「運命」も
ドアをノックする音から着想を得たメロディと聞いたことがあります。
コンコンコン
というノックの音が
ベートーベンの中ではジャジャジャジャーンと言うメロディに変わりました。
情景イメージとメロディが一致しているいい例です。
歌詞がない曲は、メロディやアレンジでいろんなものを表現している場合がわりと多いので、歌詞がない曲を聴く時はそこらへんも意識して聴くと面白いかもしれません。作曲者が何故このメロディや編曲にしたのかが、わかるかもしれません。
まとめ
今回は情景や歌詞の内容に合わせて、メロディやアレンジを当ててみるという内容でした。
やはり歌詞の内容を最大限に活かすアレンジとかありますね。
ちょっとした工夫で、曲の持つ雰囲気は引き出されるものです。
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