こんにちは。ユウジです。

音楽には様々なコードがありますが、
今回お伝えするディミニッシュコードは普通のコードとは違うコードです。

コード界の異端児といいますか。
でも今回の記事で解説するちょっと一風変わったこのコードを、
使うと曲の雰囲気がまたいい感じになるのです。

ではディミニッシュというコードを見て行きましょう

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dim7(ディミニッシュセブンス)は短3度ずつ音を重ねた不安定なコードです。
一瞬不安になるような響きとも言えます。

C  E♭G♭A

これは小学生のころに見たNHKの理科番組で、
みんなで育てた花がしおれかけているよ・・・
と言った時にそのバックでギターがジャラーンと不安定な気持ちにさせるコードを弾いていましたが、今思うとそれがディミニッシュだったのです。

でもその後お水をしっかりあがたら、またしっかり咲いたよ!
良かった!って時のバックに流れるのが、メジャーコードですね。

ディミニッシュはどこでどう使うの?

でもそんな不安定なコードを曲のどこで使えばいいのでしょうか?
音楽を聴いて心地良くなりたいのに、
そんな不安定な響きのコードは使えるのでしょうか?

はい、使えます!

ディミニッシュはその後のコードとの組み合わせでとても美しい流れを作ることができます。
それというのもこのディミニッシュはとても中途半端な音の合わせ方のため、
この不安定な響きがするんですね。
なのでその後のコードで安定させてあげると、とても心地良く感じます。
この不安定から安定の流れを人間は心地良く感じるところがあるようです。

経過音とも言えます。

 

全部ディミニッシュで作られた曲は聴いたことがありません。
でも世界は広いので、そんな不安定なコードだけで曲を使った猛者もいるでしょう。
クラシックなどでは、一部がディミニッシュばかりになる展開の曲もあります。

なんかの映画やドラマの怖いシーンとかのバックの音楽ではあるかもしれませんね。

ギターでの押さえかた

5弦ルートの押さえ方

このディミニッシュですが、短3度を重ねただけの簡単な和音なので、
押さえ方はそんなにないのです。
とりあえず、5弦の押さえ方はこんな感じです。

4弦ルートの押さえかた

基本的にこれを平行移動させればどのディミニッシュも弾けます。

6弦ルートのディミニッシュはあまり使わないので、(押さえにくいうえ、音が濁るので)僕は使っていません。

ピアノでのディミニッシュの押さえ方

 

 

自分の場合は、手の形で覚えてるところもあります。

どの音から始まってるかで、コードネームが変わる感じです。

でもよく見ると、指の押さえる形も数パターンしかありません。

ギターに至っては、2種類とりあえず覚えておけば、オッケーです。

 

どんなコード進行で使われるか?

 

C              |G       G#dim7 |Am      Em   |

ポップスだとこういう感じで使うことが多いですし、
きれいな流れになります。
これは入れないパターンのほうが多いですが、
GからAmの間にG#dimを経過音的に入れることによって、
曲の雰囲気に奥行きを与えています。

 

Dm         |G               |C           C#dim7| Dm         | G           | C

これも経過音的なのですが、
これはAonC#の代わりに使っている感じですね。
Aの後にC#dimを入れる感じでもいいですね。

もう使いかたは千差万別で、いろんな曲を聴いて研究するのが一番の近道です。
いろいろ聴いてゆくとカッコいい使いかたをしている曲を見つけるはずです。

 

ミスチルの君がいた夏のA#dim7がセンスが素晴らしい

 

僕がディミニッシュの使い方のセンスいいなぁと思った曲は、
ミスチルの「君がいた夏」です。
サビの後半に なにも~変わら~な~い

動画の1分50秒の い の部分でディミニッシュが入ってきます。
このディミニッシュの響きがこの曲を不思議な雰囲気の曲にしていると感じます。

G Gmaj7 |C Cm7 |Em A7 |A#dim7 D |G

こんなコード進行ですね。

 

まとめ

今回はコード界の異端児ともいえるディミニッシュの解説でした。
このコードを挟むことで、世界観に奥行きや深みを与えることができます。
ぜひあなたも演奏やオリジナル曲に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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