ギターはいろんな雰囲気が出せる楽器ですが、
これはいろんな要素が組み合わさっていろんな雰囲気が出るのです。
左手で押さえるコードは明るい、暗いなどの雰囲気を作りますが、
右手は音の強弱で雰囲気に影響を与えます。
雰囲気というのは実は曲の世界観ですね。
空気感といいますか、その空間に流れるある特定の雰囲気は世界観そのものであります。
今回は曲の強弱で重要な右手のピッキングについてのお話ですが、
3本の指を使ったスリーフィンガーピッキングの練習方法について話してゆきます。
まだ最初なのでかなりシンプルな感じの音で練習します。
右手のスリーフィンガーピッキングはこんな感じです。
・親指は6~4弦の低音弦
・ひとさし指は4~2弦
・中指は4弦~1弦
例外はありますが、だいたい弾き語りの歌の伴奏であればこれで問題ないです。
ではかなりシンプルな感じで音を出していきましょう。
まずはじめのうちは左手のコードは押さえなくて大丈夫です。
全神経を右手に集中しましょう。
小指をボディに軽く当てましょう。
こうして小指を当てると弾く時に手が安定します。
では下のタブ譜画像を見ながら、6弦の開放、3弦の開放、1弦の開放と弾いていきます。
タブ譜に書くとこんな感じですね。
この画像を見ながら、その指で弦を弾いてみてください。
最初は指がもつれてしまうと思うので、
ゆっくり弾いてみましょう。
そうですね、最初は6弦の開放を親指で弾いてみましょう。
この親指で6弦を弾くのはこれからギターを弾いてゆく中で、
最も大切なことのひとつに入ります。
ギター初心者で多いのが、フィンガーピッキングを始めたばかりの時は、
この低音弦の音がしっかりと出せないことが多いです。
低音弦の音はとても重要な役割があるんです。
それというのも、ギター弾き語りの場合はベース奏者がいませんね。
なのでこのギターの低音がベース音を担当するわけです。
ギターでベース音と聞いてこんがらがった方は、そこまで深く考えなくて大丈夫です。
ピアノの左手パートがギターでいうと、6弦~4弦にあたります。
この低音弦がしっかり鳴っていないと、安定感がないサウンドになってしまうんです。
なので6弦~4弦を親指で弾く時は、音が弱くなっていないか注意しましょう。
ホント最初はこの6弦の開放を親指で弾いて鳴らす練習でもokです。
しばらくして慣れてきたら3弦をひとさし指で、1弦を中指で弾いてみましょう。
練習していくとこうしたギター演奏もできるようになってきます。
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最初はゆっくりでいい
最初のうちはゆっくり弾く感じでokです。
1本1本弦を鳴らしてゆきましょう。
何回も弾いていると、3本が同時に鳴っている状態になる時があると思います。
これを分散和音と言います。 (和音=コード)
和音を別々のタイミングで鳴らした時に、こういった分散和音になります。
分散という言葉からわかるように、音が分散しているけど和音を作っているのです。
ちょっと悲しいような雰囲気になっていると思います。
この分散和音の事をアルペジオとも言います。
僕はどちらかと言うと、
この和音を別々に弾く奏法をアルペジオと思っています。
このアルペジオを奏でるために必要なテクニックが3フィンガーというわけです。
アルペジオと言えばだいたいコードを一気に弾くのではなくて、
ひとつひとつ弾いたりする奏法だという理解でokです。
ギターもピアノもコード楽器ですので、ここはアルぺジオで弾いて!とか言われることが多いです。
そしてそのアルペジオで弾いた時は、
またコードの聴こえ方や印象が変わるんですね。
今回は左手はまだなにも押さえていませんが、
次の段階では左手も押さえて、
このスリーフィンガーのアルペジオの練習をしてゆきましょう。
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