こんにちは。
つい先日、音楽仲間たちと飲みながらいろいろな話をしていました。
でも途中から、歌の人とギターの人がケンカをし始めました。
内容としては、「人間の音楽はそのうちAIの作った音楽に越されることは間違いない」
というギターの人(以下M君)の考えを歌の人(以下A君)に押し付けたことが原因でした。
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AIはものスゴイ速度で進化している
M君の考えかたとしては、
AIの進化に伴って、感動的な音楽をAIが作り始めると言った内容です。
AIは今やプロの将棋の世界では、強くなりすぎて人間では敵わないようです。
これが、音楽の世界でもそのうち起こるという感じ。
今まで思いつかなかった音の並びなども見つかるし、
新しいものが音楽が見つかると。
A君はその考えかたを押し付けられて、怒ったんですね。
じゃ人間の作る音楽は価値がないのかという感じで。
うん、何となくA君の怒る気持ちはわかる気もします。
僕もその場にいたんですけど、僕はわりとまた違う考え方です。
果たしてAIが感動的な音楽を作ることは可能でしょうか?
僕は可能だと思うんですね。
でも人間の音楽をAIが越えるかはまた別かなと思います。
でも今はあまりにもビジネスに寄りすぎて音楽が作られていて、
歌詞なんかも酷いなと思う歌も多いと思います。
AIが感情を持ったらわからないなと。
例えば、AIのロボットがいたとします。
同期に作られた仲間のロボットが壊れてしまって、
そのAIのロボットは何年も機能がおかしくなってしまいます。
でもそのロボットはなんとか本来の機能を取り戻して、
その仲間ロボットのために音楽を作ります。
ロボットは曲を作りながら、何度も仲間ロボットを想って、
丁寧に音楽を作ってゆきます。
一生懸命作った音楽を仲間ロボットに捧げます。
「イツカマタ、アイタイデス」
目のところからオイルが漏れています。
僕はこれだったら感動するかもしれない。
というかこれって人間と同じじゃないかという感じです。
音楽は音ではない
音楽は音なんですけど、ある意味、音を超えてているものだなと思います。
もしかしたらAIが人間の思いつかない音楽を作ったり、メロディを作るかもしれない。
人間は弱いです。でも時々強い。誰かを想った時とか強い。
少年ジャンプの主人公じゃないですけど。
もし完璧でたくさんキレイな音楽を簡単にAIが作ったとしても、
心に響くのかなと思います。
もっとみっともなくて泥くさい中から生まれた、
人間くさい音楽をAIが作れるとしたら、
そのAIは痛みや迷いを知っているはずです。
結論は愛があるかどうか
結論はAIが音以上のものを音楽に込められるかというところですね。
もしドラえもんが「のび太君ありがとう」みたいな歌を作って歌ったら、
人間のジャイアンを越えるかもしれません。
でもジャイアンも「心の友よ」という歌を作ったら、
のび太君も嬉しいでしょう(歌ったらヤバイかも)
AIがそこまでの心のようなものを持ったら、
機械と思わないんじゃないかなと思いますね。
ただ音楽のレベルみたいなことが高いとか、
新しい手法で作られた音楽をAIが作っても、ただの音楽にしかならない気がします。
結局、人間が生きている中で嬉しいことや苦しいこと、悔しいこととか、
憤りの気持ちとか、怒りの感情とか、感謝の気持ちとか、誰かを好きな気持ちとか、
感じてそれを音楽に乗せているわけでして、
完璧に近いプログラムで作られた音楽に心が響くかは疑問です。
僕としては、ドラえもんレベルにAIが心を持ったら、
AIでも感動する音楽はできるかなと言った感じです。
でもある程度ポンコツなやつの方が温かい音楽を作るかもしれませんね。
だって聴き手は人間ですから、
表現しているものに近ければ近いほど、自分を重ねて聴くんですから。
AIに悔しいとか悲しいとかプログラムは可能でしょうけど、
なんかそれじゃ、働きすぎて、うつになるAIも出てきますし、
いきなり頭がおかしくなって他者を傷つけたり、自らを壊すロボットも出てきますね。
人間じゃんって感じです。
音楽を数学的な感覚でとらえているミュージシャンと
イメージでとらえているミュージシャンがいる気がします。
なんかこの二者は話が深いところでは合わない。
音楽は自由なのでどちらもいいんですけどね。
AIでも人間でもそこに愛があればいい音楽を奏でると思いますね。
AIがあまり人間的になるとあぶない気もしますけど。
今回は音楽友達がAIの音楽vs人間の音楽でぶつかったので、
僕なりに考えてみました。
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